松久保肇の発言 (経済産業委員会)
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○参考人(松久保肇君) 御質問ありがとうございます。
先ほども申し上げましたけれども、原発の劣化状況にここからが危険、ここからが安全みたいな明確な境界線というのはなかなかつくりづらくて、これは更田前委員長もおっしゃっていることなんですけれども、かなりグレーゾーン、グレーゾーンというか、まあ明確なラインがないので、どこかで決めをつくらなきゃいけない、工学的な判断を行わなきゃいけないと、委員がですね、原子力規制委員会が行わなきゃいけないというふうな発言をされています。つまり、その明確な決めがない中で、人間が判断しなきゃいけないという状況になるわけですね。
先ほど申し上げたとおり、例えば、電力安定供給に必須であるとか、そういった圧力が掛かっている中で、ちゃんと安全側の判断ができるのかどうかという覚悟が規制委員会に問われていると思うんですけれども、これまでの答弁を見ている限り、そういった覚悟が見えないというふうに思っています。そこが非常に懸念されるところだというふうに思います。
一方で、その原発の再稼働によってどれぐらいコストが下がるかというところなんですが、私ちょっと東京電力のもので試算をしてみました。そしたら、〇・四円パー・キロワット・アワーぐらいしか下がっていないということが分かるんです、柏崎刈羽原発の六、七号機の再稼働によってですね。
ということで、その程度の価値しかないものということになってしまうわけですね。それをここまでコストを投じて物事やるべきことなのかどうかというのは、やっぱりもうちょっと考えるべきところなんじゃないかなというふうに思っています。
以上になります。