近藤宙時の発言 (国土交通委員会)

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○参考人(近藤宙時君) お答え申し上げます。
 距離制については、根本先生とは違いまして、むしろ鉄道のように距離に従って増える費用というのは何があるのかと。確実に人件費、運転士さんの費用、長く乗れば乗るほど掛かりますし、電車の損耗もあります。それから、燃料費というのもあると思いますね。高速道路、これらありません。唯一あるのが維持管理費だろうと思いますけれども、その維持管理費でも、東京から入った人が全て新横浜や町田辺りで降りるのとその車がもっと遠くまで行くのと、その地点についてのメンテナンス料金というのは大して変わらないのじゃないかなというふうにも思います。
 また、払った分だけと言うんだったら、どうしてこれほどまでに今サブスクなのかと。東京ディズニーランドが多分一番古いんじゃないかと思いますけれども、最初は一つのパビリオンごとの料金でございました。それを十年ぐらいしてやめて、全部一日幾らというふうになったと。それで利用者が減ったかといいますと、かえって増えておると。国民全員が今、音楽なんかもサブスクで聞いているような状況でございまして、使った分だけというよりは、一回入ったら幾らっていうのが比較的なじんできているんではないかというふうにも思います。
 また、政策的な意味から申し上げますと、先ほどの表でお示しさせていただきましたとおり、遠くほど低賃金でございます。これは、欧米各国と違う状況が一つございます。地域ごとの発達度合いがかなり東京から離れるに従って低くなっているというのは、もうこれは認めざるを得ない状況かと思います。アメリカですと、全ての州の州都には我々が聞いたような大企業の本社がございます。決してロスとニューヨークだけに集中しているわけではない。ところが、日本の場合は、先ほどお示ししましたように、太平洋地帯に八五%もの企業がいるということは、遠く離れたところほど遠距離から行かなきゃいけないわけですね、大企業あるいは大学に。
 ということで、ただでさえ距離、時間の不利がある。それに対して政策で更に坂道を付けるような距離制料金というのを取るべきなのかどうかというのは、私以上に国の全体のことを考えていらっしゃる議員の皆様にとっては大事なのかなというふうに思っておりまして、距離制よりは、遠くを少しでも近くにしてあげると、九州あるいは北海道から東京に運ぶ野菜の値段が中国からの来る値段よりも安くするにはどうしたらいいかというようなことの方が重要なのではないかなというふうに思います。

発言情報

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発言者: 近藤宙時

speaker_id: 21152

日付: 2023-05-23

院: 参議院

会議名: 国土交通委員会