黒田東彦の発言 (財政金融委員会)

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○参考人(黒田東彦君) 現在でも、イールドカーブコントロールの枠組みの下で、短期政策金利は始めたときと同様にマイナス〇・一%としているわけですけれども、マイナス金利を二〇一六年一月に導入した当初から、必要があればマイナス幅の拡大も選択肢であるということは明確に申し上げてきたわけでありますし、海外の中央銀行の事例を見ましても、短期政策金利を更に引き下げることは可能であるというふうに考えております。
 その上で、日本銀行としては、マイナス金利政策の運営に当たって、金融仲介活動への影響にも配慮して、実際、いわゆる日銀当座預金に三層構造を採用して、マイナス金利を適用する残高はごく一部にとどめておりまして、そういうことなどを通じて、金融機関の収益を過度に圧迫して金融仲介機能を弱めることのないような工夫を行っております。こうした下で、銀行の貸出金利は低水準で推移しているほか、企業から見た貸出態度も緩和的な状態にあるなど、金融仲介機能は円滑に行われているというふうに思います。
 この政策金利、そのマイナス金利の下限がどの水準かということで、確たることは申し上げられませんけども、日本銀行としては、やはり政策の効果と副作用をしっかりと比較考量しつつ、最も適切な政策を実施していく必要があるというふうに考えております。

発言情報

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発言者: 黒田東彦

speaker_id: 19167

日付: 2023-03-17

院: 参議院

会議名: 財政金融委員会