黒田東彦の発言 (財政金融委員会)
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○参考人(黒田東彦君) そこはいろいろな御意見があると思いますけど、イールドカーブコントロールにしたことの一番大きな理由は、やはり量的なターゲットでやっている場合には、当然ですけども、海外のいろんな金融市場の動向等によって金利は低位とはいえ変動するわけですね。それは金融緩和の程度が少し変動するということですから、それよりも明確にイールドカーブコントロールという形で金利自体を低位で安定させると、そのために必要な額だけ国債を買うという形にした方がよりその緩和の効果が安定的に発揮できるというふうに考えたということであります。
それからもう一つは、もちろん、委員御指摘のとおり、何十兆円国債買うというターゲットを言われても、別にその企業や家計から見れば、それが経済活動、設備投資のとかその他の資金の借入れをする云々のときにどういう意味があるのかということで、より経済主体にとって理解が得られやすいという点はあったと思いますけど、一番大きかったのは、やはり緩和の程度をまさに安定させて金融緩和の効果をより発揮するということであって、国債の買入れとか何かをしないとか、イールドカーブコントロールあるいはマイナス金利で大量の国債の買入れとかそういうのはなくなっていくということではないと。まさに、そういう国債の買入れとか何かを通じてイールドカーブをコントロールすると。その際に、その金融調節目標をはっきりとイールドカーブにして、国債の買入れ額とかそういうものから変化させたということだというふうに考えております。