黒田東彦の発言 (財政金融委員会)

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○参考人(黒田東彦君) 後退したというふうには考えておりませんが、ただ、私が二〇一三年の三月に日本銀行総裁に就任したときは、まさに九八年から二〇一二年まで十五年続きのデフレ、これ、デフレというのはまさに毎年物価が下がっていくということですけども、この十五年間のうちに実に十一年間は物価が下がるということで、全体平均してももちろん物価が下がっていたと。賃金も下がり、経済成長率も低迷し、失業率は四%から五%ということで、現在の倍ぐらいの失業率だったわけですね。
 そこで、いわゆる就職氷河期と言われるような、新卒者の就職も難しいというような、非常にそのデフレの下で経済活動が停滞し、雇用が不安定化していたということが事実ですので、それにまず対処するために何が必要かということでは、まさにデフレから脱却する、賃金や物価が持続的に下落するという状況を変えるということが最も重要であると。
 そして、日本銀行としては、物価の安定というのが最大のその使命ですので、もちろん政府は成長率の引上げとか様々なことを目的とされておりますけども、日本銀行の場合はやはり物価の安定というのが最大の使命ですので、そういったデフレの状況で経済が非常に低迷し大変なことになっているということに対して、デフレから脱却するということが重要であり、日本銀行の使命としての物価の安定ということも果たす必要があるというふうに考えてその点を強調したということは事実だと思います。

発言情報

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発言者: 黒田東彦

speaker_id: 19167

日付: 2023-04-06

院: 参議院

会議名: 財政金融委員会