二木芳人の発言 (内閣委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○参考人(二木芳人君) 御質問ありがとうございます。
これは大変難しい問題ですけれども、基本的には、事前にその辺りの分担をしっかり決めておくことがまず重要だと思いますね。
先ほどちょっと尻切れとんぼになっちゃったんですけれども、新型インフルエンザのときに、実は何年も前から準備をしておりましたので、例えば東京都の場合、全部で十のブロックに分けたんです。今は一つ一つの区が、あるいは市が対応しますよね。それをもう少し広域に捉えて十のブロックをつくって、その中で、それぞれの今の公的病院、一般病院、それから医師会さん、保健、行政、全てが協議会をつくって、そこでそれぞれがどういうふうな分担をするかということを決めていたんですね。
新型インフルエンザは幸いそれほど危険なウイルスではありませんでした。だから、人的被害は少なかったんですけれども、あらかじめ決めていたことが必ずしもスムースに機能しなかったと。逆に言うと、やはり開業医の先生方が、私たちが期待したような協力をしてもらえなかったということがあったんです。で、大学病院の方でどんどん診なさいという話だったんですが、そのうちに感染症がそれほど危険ではないと分かった途端に、病院では診るなと、全部開業医が診ますというようなお話があったんですね。ですから、あらかじめ決めていたことが、感染症がどういうものが来るかによって、どういうものだったかによって結構変わってしまうということもあります。
しかしながら、それは、我々もそれぞれ感染症を想定した上で、それぞれの病院で、病院あるいはそういうふうな医療施設でそれぞれ分担しておく。私は、基本的には大学病院とか特定機能病院はできるだけ病院としての機能を残すと、そして、それ以外の、例えばインフルエンザだったらインフルエンザ以外の、それ以外の疾病の医療が怠らないような形にしようというのがそのときの決定だったんですけれども、今回は、それでは一般病院がとてもこの新型コロナウイルスの感染症の重症者に対応できないような状況でしたので、それでは恐らく回らなかったということになるんだろうと思います。
ですから、なかなか、今回の新型ウイルス、新型コロナウイルス感染症ではこういうふうな形がいいのではないかという提案はできても、次のパンデミックで果たしてそれがそのまま適用できるかどうかというのは必ずしも言えないことじゃないかなというふうに思います。
いずれにしましても、当初はそういうふうな公的病院がやはりそういうふうな最初の感染症の対応に中心になって当たるという体制を取りつつ、それぞれの分担というのを早期に決めていくというふうな仕組みづくりをしておく必要があるかなと思います。