齋藤智也の発言 (内閣委員会)
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○参考人(齋藤智也君) なかなかこの次のシナリオというのを明確にするのは難しいところはあるんですけれども、喫緊にすぐ、割と直近にあり得るリスク、想定されるリスクというのと中長期的に考えておかなければいけないリスクと二つ方向性としてはあるだろうと思っております。
例えば、今であれば、このコロナの話であれば、全く違うタイプの変異株が出てきてしまう。今オミクロンというのが、昔出てきましたけれども、出てきて今はやっておりますけれども、ここから公衆衛生対応を大きく変えないと対応できないというような変異を持ったものが出てくるというリスクは考えておかなければいけないところですし、例えば鳥インフルエンザというものが今はやって、鳥の中で、あるいは動物の中ではやっていて、非常に、H5N1というタイプ、これ非常に多く、世界中の動物や鳥の間で出ています。これがまだヒト・ヒト感染するというわけではないですが、そういう人との接触機会というのは、チャンスというのは増えてきているわけなので、そこでの対応、そこでもし人に感染したらどうなるか、そこから人から人につながっていったらどうなるか、これは喫緊のシナリオとして考えていかなければいけない。
ただ、それ以前に、それ以外にもっと広く中長期的に考えていかなければいけない部分があります。そういった見積りというのは、特に医薬品開発とかそういった部分に特に重要になってきます。やはりこれは十年、二十年というスパンで医薬品開発というのを進めていかなければならないので、一年、二年でころころとターゲットが変わってはいけない。
今まで、過去、割と既存の病原体に特異的に絞って、ターゲットを絞って考えるというやり方が主流だったんですが、どちらかというともう少し広い見方をする。例えば、呼吸器系のこういうものを起こす感染症とか食中毒系のこういうものを起こす感染症とか、そういうような少し広いスペクトラムといいますか、シナリオを考えて、それに広く対応できるような要素というのを準備していくというやり方がございます。恐らく、その中長期的なシナリオは、そういった形でいろいろなものを想定して並べていく中で、共通の要素をみんなで見付けていくという作業をして対応していくことになるのかなというふうに思っております。