二木芳人の発言 (内閣委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○参考人(二木芳人君) 基本的には、今の齋藤先生がおっしゃったこと、そのとおりだと思いますけれども、第五波までと第六波からでは政府の対応が違ったということで、ウイルスが一気に変わりましたですよね。ですから、それまでとは感染力が、うっかりすると二倍以上強いようなオミクロン株がやってきたと。
ただし、今お話があったように、ワクチンが進んで、ある程度国民の抵抗力というようなものが付いてきたしと、それから治療薬などもそろったしというところで、明確に政府の方がこの辺りからいわゆるゼロコロナ対策というのをやめられて、少しいわゆる経済優先の方にかじを切られた結果だろうというふうに思いますね。
特に第七波以降は、その辺り、先ほどの医療体制の提供の仕方なんかも変わってまいりましたし、それから、七波が終わった後に例の届出方式も変わりましたですよね。あそこで、ますます、もう今までのようにつぶさに細かいことまで聞いて登録しなくていいと、数だけでいいというようなことになったりして、そういうことが伝わりますと、やはり国民の人たちの警戒感がかなり落ちたんだろうというふうに思います。それと、もうこんなものはインフルエンザと一緒で風邪みたいなものだというふうな風潮も出てまいりましたので、少々具合が悪くても検査しないと。それから、あるいは検査が陽性になっても、もう規制がないので、仕事に行ったり遊びに行ったりする人もかなり増えたと。それが一番顕著に出たのが八波です。
ですから、八波は、感染者数は実は七波より少ないんですけれど、私は、恐らくそれはかなり過小評価だろうと、恐らく七波の倍ぐらいの感染者がいたんじゃないかと。そういう人たちは検査もしない、あるいは検査をして陽性になっても症状が軽ければもう報告もしないということで、こういうふうな高齢者施設の中、あるいは病院の中までウイルスが持ち込まれるというふうな事態が増えて、いわゆる感染弱者に対して感染が増えて、そういう方々はやはり感染するとお亡くなりになりますから、実際には、七波より感染者数は少ないけど死者数が倍ぐらいいますよね、そういうような事態が出たんだろうというふうに思います。
ですけれども、トータルで七万数千人ぐらいですから、よその国に比べると、六、七、八波でそこの数が増えたんです。ですから、そこまで頑張って、ある程度、いわゆる中国と同じように、ゼロコロナをやめたタイミングが、少し時間稼ぎをした結果、比較的被害を少なくしたんだろうとは思いますけれども、そこで被害を被ったのがやはり高齢者と有病者ということになったんだろうというふうに思っています。