井上久美枝の発言 (内閣委員会)
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○参考人(井上久美枝君) お答えいたします。
まず、不当な差別はあってはならないについてですが、不当か不当でないかの判断は誰がするのか、全ての差別は不当ではないのか、多くの矛盾をはらんだ文言であり、禁止されるべき差別がより深刻化をし、差別解消はおろか理解増進にすら逆行する可能性を懸念をしております。
また、ジェンダーアイデンティティについても、今議員から御指摘もありましたが、既に性自認を用いて条例を制定している地方自治体や、性的指向、性自認に関する差別を禁止する取組を講じている職場などでは、今後も性自認を使い続けてよいのか、変えねばならないのかなど、様々な混乱を来す可能性も想定ができます。概念的に同一のものであるならば、既に社会に一定程度浸透している性自認を用いるのが適当ではないでしょうか。
この法案は議員立法ですので、私たち連合も全会一致での成立を求めてまいりましたが、国会への法案提出に際しては複数の箇所が修正され、現在審議されている法案は、要の部分が二〇二一年に与野党で合意した超党派法案から大きく異なる内容になっております。結果的に衆議院で全会一致での成立もならなかった点も含め、大変残念に思っております。