神谷崇の発言 (農林水産委員会)
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○政府参考人(神谷崇君) お答えいたします。
サンマというものは公海と日本やロシアのEEZの両方にまたがって生息しております。一方で、今回交渉が行われましたNPFCは公海のみを対象とするわけでございますので、そこで条約水域とサンマが分布する水域との間にまず掛け違いというのが、まず一点目の複雑さというのが生じます。
さらに、近年の漁獲は九万トンでございますが、これはほとんど公海での漁獲でございますので、意味のある削減をする、保存管理を決定するためには、この公海での九万トンをいかに削減するかというところが大事なところであったわけでございます。
一方で、中国、台湾、韓国などのいわゆる遠洋漁業国は、表面的にはサンマ資源が悪いので何とかしないといけないとは申しますけれども、実漁獲、この九万トンより削減するということには非常に頑強に抵抗を示すというような状況でございます。それで、切り込みを反対するために、むしろ条約水域の対象外である日本の水域を削減しろとか、そういったことを申したり、また、今回の、今までの措置が今年でちょうど期限切れになりますので、これが切れてしまうと制限措置がない状態になってくるというようなことがあります。
ですから、我々といたしましては、日本水域にサンマが回遊したときにどうするかというものと、制限が無制限措置にならないようにするにはどうしたらいいかと、さらに公海を切り込むにはどうしたらいいかという三つの目標を掲げましてやりましたので、結果的には公海の措置が十九万トンから十五万トンということで、九万トンの削減には至っておりませんけれども、全体の天井を低くするという意味で効果があったと思っておりますし、日本水域に今度回遊してきたときに捕れる仕組みは残しているというような形での、そういう意味でのパッケージでの一定の成果はあったと認識しておりますが、委員御指摘のように、実際は公海の漁獲枠を切り込まないと意味のある削減措置にはなりませんので、引き続き公海の措置の強化を求めて関係国に働きかけていきたいと思っております。