小林信一の発言 (農林水産委員会)

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○参考人(小林信一君) ありがとうございます。
 適正な価格というのは非常に難しいと思うんですね。それで、今回も飲用乳について値上げをした結果、消費が落ちていくということで、そこをやはりEU並みに価格支持と所得支持を切り離す、デカップリングするというのは、大きな意味においては必要ではないかというふうに思います。
 例えば、牛乳・乳製品について言うと、唯一消費が拡大しているのはチーズなわけですね。ところが、チーズ、伸びているのは、実は国産ではなくして輸入なわけですね。そこが代替できるのかどうかということでいうと、実は今、関税が引き下がってきている、TPP11ですとか日EUのEPAの結果として徐々に下がってきて、一番問題なのは抱き合わせ関税が有名無実化するということで、もうそろそろ、あと数年のうちに、抱き合わせ関税というのは御存じだと思うんですけれども、国産を使えばその二・五倍ぐらいの輸入品を無税で使えるという、国内のメーカーにとってもメリットがあるということで国産を使うという面があるんではないかと思うんですね。
 それが、それを使わなくても安く輸入チーズが使えるということになると、国産をどこまでやるかと。せっかく四十万トンまで行った国産のチーズというのがなくなってしまう、まあなくなることはないと思うんですが、相当減ってしまう、あるいは伸びないということがあるわけですね。そこをどうするか。
 実は、これチーズ乳価の中で、かつては、チーズ乳価が一番低いので、酪農家としてはそれを使いたくないわけですけれども、かつては補助金がチーズに対しては厚かったんです。それを今回は全部フラットにしてしまったので、チーズの拡大というのにマイナスの作用をしているという、その辺の政策的な展開ということもやはり細かく考えていただいて、国産チーズをもっともっと増やしていくという、輸入代替するというふうなことも考えていただくということが必要なんではないかというふうに思います。
 以上です。

発言情報

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発言者: 小林信一

speaker_id: 27855

日付: 2023-06-01

院: 参議院

会議名: 農林水産委員会