小林信一の発言 (農林水産委員会)
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○参考人(小林信一君) 農政に足らないことを私が言えというのは、たくさんあるといえばたくさんあるんですけれども、やはり、農は国の基ということをやはりきちっと考えていただきたい。農林水産委員会にいらっしゃる先生方はそのことをよく御存じだからここに来ていらっしゃるというふうに私は思っているんですね。ですから、農林水産省も考えていると思うんですが、変な横やりがあって政策がかなりこれまでの流れと違うような形になってきているのではないかというふうに、まあこれは私の私見ですけれども、思っております。
ですから、今回、基本法を変えていくということで、私は当初、そんなことをしなくて早くきちっとした具体的な政策をしてほしいというふうに思ったんですが、今のまとめを見させていただくと、やはり平時の食料自給率を向上していくために必要なことを考えるとかということがありますので、その辺をきちっとやっていただくような政策ですね。ですから、繰り返し言っていますけれども、農地を守る、そして、それを耕す人たち、その技術を持った人たち、若い人たちを迎え入れられるような、そして国産をきちんと愛用していただけるような国民、消費者がいるという、そういうある意味では基本的な当たり前の世の中をもう一度実現していただきたいというふうに思うんですね。
畜産というのは、確かに安い濃厚飼料を依存して急激に発展してきました。これは戦前からそうだったと思うんですけれども、でも、フェーズが変わってきたんですよ、やっぱり。効率重視、大規模ということではこれからは駄目だという、いわゆるそのレジリエンシーというんですかね、強靱性という、社会の強靱性というのが必要なことになってきたと。そこをやはり考えて農政を展開していただきたいというふうに思います。
消費が拡大しないのは、私は国民が貧しくなっているからだと思うんですね。残念ながら、残念ながらというか、一人当たりの食肉で、豚肉を抜いて鳥肉がトップになりました。これは健康志向だというんですが、私は安さだと思うんですね。そういう形になってしまったというのは残念ですね。やっぱりもっと食べたいものを食べられるような所得水準にしていただきたいなというふうに思います。
済みません。以上です。