赤池誠章の発言 (文教科学委員会)

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○赤池誠章君 前回も指摘をさせていただいたことなんですけれども、ロシアのウクライナ侵略が丸一年以上続いております。武力攻撃のみならず、サイバー攻撃、さらに認知戦、情報戦が行われていると言われております。また、北朝鮮による我が国同胞の拉致事件というのは、まさに北がそのようなことをするはずがないという認知戦、情報戦が長年行われてきて、それが我が国の対応を遅らせ続け、それがいまだ解決できないことにつながっているとも言われています。そして、チャイナの人民解放軍は、いまだに孫子の兵法、戦わずして勝つというものが方針の一つであり、三戦作戦と呼ばれる世論戦、心理戦、法律戦を国内外に展開をしているという事実もございます。
 それに対して、我が国もようやく外務省や防衛省がAI、人工知能を活用した情報戦への対応の取組も始めたところではありますが、認知戦、情報戦への対応に必要なのは、まず、先ほど初中局長るる御説明をいただいたわけでありますが、基本的な知識を持ち、客観的な事実を確認し続けようとする思考力、特にこれ論理的思考力ということが重要ではないかと思っております。事実に基づいた判断、表現であり、それを生涯通じて取り組み続けようとする継続性であります。これは、この現代における情報戦、認知戦にも、当然、心理でありますから、有効だということであります。まさに、つまるところ文部科学省が推進している学力の三要素が認知戦、情報戦への対応にも当然つながるということであります。
 私は、思考力という表現をやっぱり明示的に論理的思考力とするべきだと思っております。判断力、表現力も事実や根拠に基づくものであることが重要だということを踏み込んで徹底すべきであり、さらに、学習指導要領に書いて、それぞれの教科ごと取り組んでいますということも分かっているわけでありますが、もう一歩踏み込んだ向上策が必要ではないかというふうにも感じております。
 この一歩踏み込んだという意味を込めて、学力の三要素、特に思考力のプラスアルファ、付加価値を付けるべく、それを確実にするためには何がいいのか。これ、実は前回も指摘させていただいたんですが、先例としては、国際バカロレアという国際的に通用する大学入試資格が大変参考になると思っております。
 重要なのは、英語教育という外国語の習得だけではなくて、小論文の作成が求められているという点であります。論文を書くということは、引用の使い方等その形式の習得を含めて、まさに論理的思考と表現の最たるものであるからであります。そして、それが、言語の違いはあれ、国際的に通用するということになるわけです。
 そこで、各教育課程における発達段階に応じてこの論理的思考力を養成するための論文作成、小学校、中学校であればレポートだったり小論文だということになると思いますけれども、その取組の現状についてお伺いをしたいと思います。
 まず、初中局長、お願いいたします。

発言情報

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発言者: 赤池誠章

speaker_id: 5194

日付: 2023-03-09

院: 参議院

会議名: 文教科学委員会