田中昌史の発言 (法務委員会)
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○田中昌史君 ありがとうございます。
二年以内再入率に加えて三年以内再入率ということでお話がありました。長期的なスパンでしっかりと結果を見ていくということは非常に大事なことだと思っております。
この出所受刑者の再入率を見ますと、犯罪白書なんかを拝見しますと、出所後五年に向かって急速に上昇していって、五年から十年、出所後十年までなだらかになって、十年超えるとほぼフラット状態になっていくという、こういった傾向があるという部分です。
そう考えますと、やっぱり長期的スパンで三年、二年に加えて三年というお話があったと思うんです。これ、第二次の計画が令和四年度から令和九年度というこれ五年間のスパンですから、その間にこの計画の実効性をどう評価するかという観点では、二年、三年というのは、これは致し方ないところがあるというふうには思うんですが。
ただ、犯罪、再犯の経過を見ますと、やっぱり五年若しくは十年というスパンで見ていかないと、一番大事なことは、本当にその人が二度と再犯を起こさなかったかどうかというところが一番大事なところだというふうに認識しますので、是非、その五年、十年という経過のフォローアップは今後も継続をしていただいて、是非、この五年、十年、長期になればなるほど再犯に至りやすいという傾向がしっかり歯止めが掛かったんだというところをもし示すことができれば私は大変望ましいのではないかなというふうに思うので、是非そこはお願いをしたいなというふうに思っております。
この人口減少とともに犯罪発生件数は、民事、刑事、家事共にいずれも減少してきているというところでありますが、この刑法犯で検挙された方を年代別に見ますと、六十五歳以上、いわゆる高齢者の方々の割合も年々増加していまして、全体の二三・六%と。
この刑法犯で検挙された高齢者の罪名を見ると、窃盗が非常に多く、これ万引きも含む窃盗が非常に多くて、男性で全体の六一%、女性では八九%が窃盗と。昔は万引き、窃盗というと若い方の犯す犯罪かなという漠然とした認識があったんですが、今や高齢者の方が犯す犯罪ということで、これを機に矯正施設に入所する方がかなり多くいらっしゃるということは、これは高齢社会の日本においては非常に重要な問題であり、対処すべき課題だろうというふうに私は考えているところであります。
この入口ですね、要は窃盗、万引きさせない、若しくは、させたとしても、やっぱり一回で終わらせて二度と再犯させないというこの入口の部分の対策は非常に大事になってくるだろうというふうに思うんですが、この万引きなどの比較的軽微な犯罪の初犯者については、矯正施設に入所することなく刑事司法手続を離れる者が多いと思われますが、そのような方々が福祉的な支援を必要としている場合、例えば検察において再犯防止の観点からどのような取組をしているのか、またその整備状況について十分であるのか、伺いたいと思います。