石川大我の発言 (法務委員会)

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○石川大我君 立憲民主・社民会派全員の思いを一つにして、この法案は断固反対を表明したいと思います、皆さん。
 杉久武委員長が職権で本日、当委員会を開催したことに、最大限の抗議を示したいと思います。
 審議は尽くされた、そんなわけがありません。審議を続行すべきです。現段階での採決などあり得ないです。
 この法案は、一般的な法案とは違います。人の命が懸かっているんです。しかも、数千人単位の命を危険にさらす法律なんです、皆さん。この法案が成立すれば、迫害を受けた母国に強制送還され、逮捕をされ、投獄、拷問、虐殺を受ける、そうした迫害が待っている母国に強制送還されると恐怖に震えている人がいることを是非皆さん知ってください。
 ミャンマーで民主化運動に参加し、難民申請をし、難民申請三回目の申請をしている人がいます。この法案が成立をしたら、できたら、自殺をするというふうに言っている人が、皆さん、います。強制送還され、国軍に捕まり、投獄、拷問、虐待、虐殺をされるなら、自らの手で命を絶つというふうに言っている人がいるんです。
 私たちは、彼の命を救わなければならないんでしょうか、救わなければならないと思います。必ず彼の命を救わなければならないというふうに思います。死んでは駄目だというふうに言わなければならないと思います。一緒に生きよう、そういうふうに言わなければならないと思います。
 ミャンマーの民主主義に向けて闘っている彼と手をつなぎ、その手を離してはならない。彼はもう二回難民申請が却下をされています。今三回目、この法案が通れば彼は強制送還される可能性があります。彼は自ら自殺をすると言っているんですよ。そういう人たちが今たくさんいます。
 しかし、入管は、迫害などで帰れない人に対して、送還忌避罪などという犯罪をつくり、弾圧をしようとしています。入管は、物理的に暴れた人への制圧、実力行使はもちろん、声での抗議に対しても実力行使、制圧を行っています。
 実際、ニュースでは、アフリカ系の難民申請者が強制的に帰国される動画が今急速に拡散をされています。私は帰らない、帰ったら殺されると主張する収容者に対して、体の大きな入管職員が六人、無抵抗の体の上に、彼の体の上に乗っかり、足の骨目掛けて体重を掛けます。痛い痛いと悲鳴を上げているにもかかわらず、無慈悲にもその蛮行は続きます。さらに、後ろ手に手錠をはめて、その手を上にぐうっと持ち上げる。ここまでしか僕は持ち上がりませんよ。これをもうはるか上の方まで持ち上げて、彼の顔は苦痛でゆがみます、痛い痛い痛いと、苦痛でゆがんでいるんですよ。
 今後、こうした拷問行為、まさに入管による拷問行為を、これから帰国を拒否する人たちに続けるんでしょうか。私たち日本人が取るべき行動は何でしょうか。
 政府・与党、この法案に賛成する人たちと私たちとの違いは何か考えました。それは、この法案で失われてしまう命が見えているか見えていないかだと思います。
 私たち立憲民主党は、多くの難民申請者に会いました。全国の入管施設、面会をして歩きました。委員会では具体例も挙げました。ラマザンさん、参考人としてお呼びをいたしました。
 しかし、法案を提出した与党の皆さん、この入管法で、改正で、この入管法改正で苦しむ人々の命が見えていないと私は思います。見えていないのではないでしょうか、皆さんには、命が。これまでの審議、政府・与党は、入管収容者や送還忌避者を数字で扱うことはあっても、決して固有名詞で扱うことはなかったんじゃないでしょうか。もし、その具体的な人間としての営み、人間としての温かさ、人間としてのつらさ、大変さ、喜び、そういったものに与党の皆さんが触れ合ったのならば、決してこの法案には賛成をすることができないというふうに思います。
 改めて衆議院法務委員会での参考人の方の言葉を引用したいと思います。死刑のボタン、これを決して押してはならない。死刑のボタンを押してはならないということを委員の皆さんに強く訴えます。
 人の命を奪う法案には絶対に反対です。
 以上です。

発言情報

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発言者: 石川大我

speaker_id: 7786

日付: 2023-06-08

院: 参議院

会議名: 法務委員会