法務委員会

2023-06-08 参議院 全96発言

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会議録情報#0
令和五年六月八日(木曜日)
   午前十時七分開会
    ─────────────
   委員の異動
 六月一日
    辞任         補欠選任
     高橋はるみ君     世耕 弘成君
 六月五日
    辞任         補欠選任
     世耕 弘成君     高橋はるみ君
 六月六日
    辞任         補欠選任
     高橋はるみ君     世耕 弘成君
 六月七日
    辞任         補欠選任
     世耕 弘成君     高橋はるみ君
    ─────────────
  出席者は左のとおり。
    委員長         杉  久武君
    理 事
                加田 裕之君
                福岡 資麿君
                牧山ひろえ君
                谷合 正明君
                川合 孝典君
    委 員
                古庄 玄知君
                山東 昭子君
                田中 昌史君
                高橋はるみ君
                森 まさこ君
                山崎 正昭君
                和田 政宗君
                石川 大我君
                福島みずほ君
               佐々木さやか君
                清水 貴之君
                鈴木 宗男君
                仁比 聡平君
   国務大臣
       法務大臣     齋藤  健君
   最高裁判所長官代理者
       最高裁判所事務
       総局総務局長   小野寺真也君
   事務局側
       常任委員会専門
       員        久保田正志君
   政府参考人
       法務省大臣官房
       司法法制部長   竹内  努君
       出入国在留管理
       庁次長      西山 卓爾君
    ─────────────
  本日の会議に付した案件
○出入国管理及び難民認定法及び日本国との平和
 条約に基づき日本の国籍を離脱した者等の出入
 国管理に関する特例法の一部を改正する法律案
 (内閣提出、衆議院送付)
○政府参考人の出席要求に関する件
○法務及び司法行政等に関する調査
 (入管収容施設における医療体制に関する件)
 (裁判記録の保存に関する件)
 (袴田事件再審決定に関する件)
 (難民認定制度に関する件)
    ─────────────
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杉久武#1
○委員長(杉久武君) ただいまから法務委員会を開会いたします。(発言する者多し)
 御静粛にお願いいたします。
 出入国管理及び難民認定法及び日本国との平和条約に基づき日本の国籍を離脱した者等の出入国管理に関する特例法の一部を改正する法律案(閣法第四八号)を議題とし、質疑を行います。──別に御発言もないようですから、質疑は終局したものと認めます。
 これより討論に入ります。
 御意見のある方は賛否を明らかにしてお述べ願います。
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石川大我#2
○石川大我君 立憲民主・社民会派全員の思いを一つにして、この法案は断固反対を表明したいと思います、皆さん。
 杉久武委員長が職権で本日、当委員会を開催したことに、最大限の抗議を示したいと思います。
 審議は尽くされた、そんなわけがありません。審議を続行すべきです。現段階での採決などあり得ないです。
 この法案は、一般的な法案とは違います。人の命が懸かっているんです。しかも、数千人単位の命を危険にさらす法律なんです、皆さん。この法案が成立すれば、迫害を受けた母国に強制送還され、逮捕をされ、投獄、拷問、虐殺を受ける、そうした迫害が待っている母国に強制送還されると恐怖に震えている人がいることを是非皆さん知ってください。
 ミャンマーで民主化運動に参加し、難民申請をし、難民申請三回目の申請をしている人がいます。この法案が成立をしたら、できたら、自殺をするというふうに言っている人が、皆さん、います。強制送還され、国軍に捕まり、投獄、拷問、虐待、虐殺をされるなら、自らの手で命を絶つというふうに言っている人がいるんです。
 私たちは、彼の命を救わなければならないんでしょうか、救わなければならないと思います。必ず彼の命を救わなければならないというふうに思います。死んでは駄目だというふうに言わなければならないと思います。一緒に生きよう、そういうふうに言わなければならないと思います。
 ミャンマーの民主主義に向けて闘っている彼と手をつなぎ、その手を離してはならない。彼はもう二回難民申請が却下をされています。今三回目、この法案が通れば彼は強制送還される可能性があります。彼は自ら自殺をすると言っているんですよ。そういう人たちが今たくさんいます。
 しかし、入管は、迫害などで帰れない人に対して、送還忌避罪などという犯罪をつくり、弾圧をしようとしています。入管は、物理的に暴れた人への制圧、実力行使はもちろん、声での抗議に対しても実力行使、制圧を行っています。
 実際、ニュースでは、アフリカ系の難民申請者が強制的に帰国される動画が今急速に拡散をされています。私は帰らない、帰ったら殺されると主張する収容者に対して、体の大きな入管職員が六人、無抵抗の体の上に、彼の体の上に乗っかり、足の骨目掛けて体重を掛けます。痛い痛いと悲鳴を上げているにもかかわらず、無慈悲にもその蛮行は続きます。さらに、後ろ手に手錠をはめて、その手を上にぐうっと持ち上げる。ここまでしか僕は持ち上がりませんよ。これをもうはるか上の方まで持ち上げて、彼の顔は苦痛でゆがみます、痛い痛い痛いと、苦痛でゆがんでいるんですよ。
 今後、こうした拷問行為、まさに入管による拷問行為を、これから帰国を拒否する人たちに続けるんでしょうか。私たち日本人が取るべき行動は何でしょうか。
 政府・与党、この法案に賛成する人たちと私たちとの違いは何か考えました。それは、この法案で失われてしまう命が見えているか見えていないかだと思います。
 私たち立憲民主党は、多くの難民申請者に会いました。全国の入管施設、面会をして歩きました。委員会では具体例も挙げました。ラマザンさん、参考人としてお呼びをいたしました。
 しかし、法案を提出した与党の皆さん、この入管法で、改正で、この入管法改正で苦しむ人々の命が見えていないと私は思います。見えていないのではないでしょうか、皆さんには、命が。これまでの審議、政府・与党は、入管収容者や送還忌避者を数字で扱うことはあっても、決して固有名詞で扱うことはなかったんじゃないでしょうか。もし、その具体的な人間としての営み、人間としての温かさ、人間としてのつらさ、大変さ、喜び、そういったものに与党の皆さんが触れ合ったのならば、決してこの法案には賛成をすることができないというふうに思います。
 改めて衆議院法務委員会での参考人の方の言葉を引用したいと思います。死刑のボタン、これを決して押してはならない。死刑のボタンを押してはならないということを委員の皆さんに強く訴えます。
 人の命を奪う法案には絶対に反対です。
 以上です。
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仁比聡平#3
○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。
 断固として、この委員会の審議終局は許されないし、政府案の強行採決は絶対に許されない。日本共産党を代表して、断固反対の討論を申し上げたいと思いますが、野党対案、一体どうなるんですか。
 この参議院の法務委員会の審議で、野党対案も一括して審議をする中で、政府案の立法事実に、その、しかも根本部分に関わる重大な問題が次々と噴き上げているのに、それをそのままにして、蓋をして、大臣、いかにも憮然としておられるけれど、このまま終局、採決なんてあり得ない。先ほど委員長が職権で終局を宣言したこと自体が私は国会の自殺に等しいと思います。
 数で決めてはならないことがあるんですよ。確かに、自民党、公明党、そして法案に賛成する会派の方々の数はこの委員会において多いです。ですが、数で決めてはならないことがあるのではありませんか。だから、昨晩も、国会正門前に四千人もの方々が連日の抗議行動で集まられました。月曜日には五千五百人。そうした声が、大臣と、そしてこの国会に突き付けられている。なぜですか。
 昨日、大臣の問責決議案を否決する本会議の中で、公明党の谷合議員が、大臣を問責するべきじゃないという理由を、どんな質問にも真摯に答えてこられたと、そうおっしゃいましたが、私に関して言うと、議事録を振り返れば、大臣が、何度も私が問うのに手を挙げようとせず、座ったまま、答弁をされなかったという場面が幾つもありました。そして、その場面というのは、私が今週の本会議で、入管の闇、民主主義が届かない入管の闇を暴こうとする質問について、入管庁の方を見るばかりで、大臣自身の認識、答えてこられなかったじゃないですか。この入管行政というのは一体何ですか。
 私が委員会審議振り返って最も象徴的だと思うのは、五月十八日の入管庁西山次長の答弁でした。
 野党対案の発議者木村英子議員が、密室での虐待、入管収容の人権侵害性を強く訴える、私は、そういう入管収容は、身体の自由、人身の自由を奪うものであって、今回の政府案が、違反調査のための捜索などについては令状主義を充実させる、裁判所の審査を受けるとしながら、なぜ人身の自由、人を拘束するのに令状要らないと言うのかというその問いに対して、入管庁、こう答えたでしょう。今話をしているのは送還の問題だと。それは、国家にとって好ましくない外国人の在留を禁止し、強制的に国外に退去させること、すなわち国家の主権に関わる問題として、本質的に行政権に分類される、そう気色ばんで、声を荒げて、この場で答弁したじゃないですか。行政権、本質的に行政権だ、だから裁判所の審査なんか許さないと、それが入管庁の民主主義が届かない闇じゃないですか。
 その人権侵害構造の中で、二〇〇七年以来だけでも、十八件もの、十八人もの方々が入管収容所で命を落とされてきた。そのお一人であるウィシュマ・サンダマリさんの御遺族がこの委員会室に遺影を携えられて傍聴しておられるのは、こんな政府案をこのまま通して成立をさせれば、次のウィシュマさんが生まれてしまうからですよ。絶対にそんなことは許されない。
 先ほど石川議員が指摘をされたとおり、この参議院審議を通じて、非正規滞在の当事者の皆さんと、そして保護と共生をこそ願う市民の皆さんの連帯、手をつなぐ力というのは本当に大きくなってきたと思います。私たちの野党対案は、その声を実現をさせるために真剣な議論を尽くした上で提出をされ、この委員会でも審議をされてきました。この方向にこそ、差別と排斥ではなく保護と共生をという国際条約の要請に応える私たちの社会の希望の道があるのではありませんか。これをこんな形で強引に打ち切って政府案を強行させる、強行するということは断じて許されません。
 阿部浩己参考人は、国家の利益を中心に据えた二十世紀の国際法でなく、人間の利益を中心に据えた二十一世紀の国際法の在り方をしっかり反映させた形で入管法が見直されることを念じていますと述べたではありませんか。
 大臣の答弁が、その根幹部分において衆参の審議を通じて揺らぎ、そして崩れ去ってきた。とりわけ、この一週間、重要な問題について新たな事実が発覚し、委員会審議は行われないまま、けれども、その実態が次々と明らかになる中で、大臣自身が答弁をしてこられたことが事実に基づかないものであったということが既に明らかになっているんですよ。
 自民党、公明党の皆さん、だから審議を強引に打ち切るんじゃありませんか。本来だったら、職権採決などに及ぶのではなく、それを撤回して審議を続けるというのが当然のことであり、性刑法を始めとした成立をさせるべき法案は先に審議をして、この入管政府改悪案は廃案にするというのが当然の国会のやるべきことなのではありませんか。
 今日のこの委員会が始まる前の理事会で、私にとっては初めて聞く重大な事実が明らかになりました。それは、石川大我議員が政府参考人として出席要求をされ、与党が否決をされ、認められなかった大阪入管の常勤医師に関わる問題です。出席を認められない理由として、自民党の福岡筆頭理事は、個人情報に、失礼しました、出頭を認められないだけではなく、個人名を明らかにできない理由として、それは個人情報に関わる問題であるとともに、当該医師が自らの非を認めておらず、訴訟の可能性があるからだという発言なんですね。
 この一週間、大臣が訴訟のリスクがあると述べてこられたことは私も承知をしています。それが一体何を意味するのか、一体誰が、どんな訴訟を起こそうというのか、日本中で大きな疑問ありましたけれども、つまり医師は自らの非を認めていない、だから訴訟の可能性があるんですね。
 大臣は、これまでの国会答弁において、ウィシュマさんの事件やあるいはカメルーン男性の牛久での死亡事件に関わって、社会一般の医療を提供する入管には義務がある、救急搬送する義務があったなどの事態を受けて改善策に取り組んでいる、そしてその効果は上がっていますと答弁してきたではありませんか。効果が上がっているどころか、全く逆だったと。
 昨年の七月のこの大阪入管の医師の採用以来、遅くとも九月以降、入管の被収容者がこの医師の暴言やそして不適切な投薬によって逆に症状が悪化し、そうした中で複数の被収容者からこの医師の解任を求める、そうした声が入管当局に少なくとも上がっていたはず。大臣はそれも含めて御存じだったのではありませんか。
 一月の二十日、この事件が起こったときは、私たちのこの通常国会の、通常国会の召集が迫っていた時期でした。一月二十三日召集の、一月二十三日召集の国会に向けて、入管庁と法務省は、この入管法政府改悪案の再提出の意思を示しながら、どんな法案になるのかと私が聞いても全く答えようとしませんでした。一月の二十日にこういう事態まで起こって、これが発覚をしてしまったら、恐らく与党審査やっていたんでしょう、医療施策の改善をすると、その担保を取らなければ再提出なんかできなかったはずなのに。だから、これを入管も、そして大臣、いつ知ったのか分かりませんけど、隠し続けられたのではありませんか。
 与党の皆さんは、衆議院、参議院、あるいはその前の与党審査も含めて、入管庁の闇の中で、民主主義が届かないこれまでの入管行政の下で、真実を知らされてこなかったんだということを自らの胸に本当に深く問いかけるべきではありませんか。
 今からの採決など絶対にあり得ない、あり得ないですよ。今からでも、委員長、質疑を再開しようじゃありませんか。職権終局を撤回をしてください。
 法務大臣は、今からでも遅くない、法案を撤回すると、その決断をされなければ、今も国会を包囲している、傍聴席にもいらっしゃいますけれど、当事者や支援の皆さんの思いを断ち切ってしまうことになる。大臣が真剣に前向きに検討したいとおっしゃってきた、日本で生まれ育った子供たちのその家族の生活も思いもばらばらにしてしまうことになるんですよ。お父さんだけが、お母さんだけが強制送還され、子供たちが引き離される、法的にそういうことになってしまうじゃないですか、この法案成立させたら。絶対に許されないことなんです。
 だからこそ、法案を撤回し、共生への希望を開いていくために徹底した審議を更に尽くすということを強く求めて、私の討論を終わります。
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杉久武#4
○委員長(杉久武君) 他に御発言もないようですから、討論は終局したものと認めます。
 これより採決に入ります。
 出入国管理及び難民認定法及び日本国との平和条約に基づき日本の国籍を離脱した者等の出入国管理に関する特例法の一部を改正する法律案(閣法第四八号)に賛成の方の挙手を願います。
   〔賛成者挙手〕
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杉久武#5
○委員長(杉久武君) 多数と認めます。よって、本案は多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
 この際、川合君から発言を求められておりますので、これを許します。川合孝典君。
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川合孝典#6
○川合孝典君 私は、ただいま可決されました出入国管理及び難民認定法及び日本国との平和条約に基づき日本の国籍を離脱した者等の出入国管理に関する特例法の一部を改正する法律案(閣法第四八号)に対し、自由民主党、公明党、日本維新の会及び国民民主党・新緑風会の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。
 案文を朗読します。
    出入国管理及び難民認定法及び日本国との平和条約に基づき日本の国籍を離脱した者等の出入国管理に関する特例法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)
  政府は、本法の施行に当たり、次の事項について格段の配慮をすべきである。
 一 紛争避難民のみならず、国籍国等に帰国した場合に生命の恣意的な剥奪、拷問等を受けるおそれがある者や残虐な取扱い若しくは刑罰を受けるおそれがある者、又は強制失踪のおそれがある者など、真に保護を必要とする者を確実に保護できるように努めること。
 二 難民等の認定申請を行った外国人に対し質問をする際の手続の透明性・公平性を高める措置について検討を加え、十分な配慮を行うこと。
 三 難民審査請求における口頭意見陳述の適正な活用を進めるとともに、難民認定に関連する知識等を十分に考慮した上で、難民審査参与員の任命を行うこと。
 四 送還停止効の例外規定の適用状況について、この法律の施行後五年以内を目途として必要な見直しを検討し、その結果に基づき必要な措置を講ずること。
 五 送還停止効の例外規定を適用して送還を実施する場合であっても、第五十三条第三項に違反する送還を行うことがないよう、送還先国の情勢に関する情報、専門的知識等を十分に踏まえること。
 六 「難民の認定等を適正に行うための措置」の実施に当たっては、令和三年七月に国連難民高等弁務官事務所との間で締結した協力覚書に基づき適切な措置をとること。
 七 難民の認定等を迅速かつ適切に行うに当たって必要な予算の確保及び人的体制の拡充を図るとともに、難民調査官、難民審査参与員など当該認定等に関与する者に対して、必要な研修を行うこと。また、研修の成果が実際の難民等の認定実務に活かされるよう、研修の内容及び手法の改良に継続的に取り組むこと。
 八 難民該当性判断の手引のみでなく、事実認定の手法を含めたより包括的な研修を実施すること。さらに、実際の難民認定実務における難民該当性判断の手引の運用状況を踏まえつつ、関係機関や有識者等の協力を得て、同手引の定期的な見直し・更新を行い、難民該当性に関する規範的要素の更なる明確化を図ること。
 九 国連難民高等弁務官事務所との協力覚書のもと、難民調査官の調査の在り方に関するケース・スタディの取組をより一層強化し、難民認定制度の質の向上に努めること。
 十 最新かつ関連性及び信頼性のある出身国情報の収集を行う体制を整え、とりわけ専門的な調査及び分析に必要な予算及び人員を十分に確保すること。日本における難民認定申請者の主な出身国や申立て内容に関する出身国情報を取りまとめて、業務に支障のない範囲内で公表するとともに、難民不認定処分を受けた者が的確に不認定の理由を把握できるよう、その者に対する情報開示の在り方について検討すること。
 十一 監理措置制度を適正に活用し、収容が不必要に長期にわたらないよう配慮すること。
 十二 監理措置・仮放免制度の運用に当たっては、監理人と被監理者の信頼関係及び関係者のプライバシーを尊重するとともに、監理人に過度な負担とならないよう配慮すること。
 十三 健康上の理由による仮放免請求の判断の際には、医師の意見を聴くなどして健康状態に十分な配慮を行うこと。
 十四 在留特別許可のガイドラインの策定に当たっては、子どもの利益や家族の結合、日本人又は特別永住者との婚姻関係や無国籍性への十分な配慮を行うこと。
 十五 「外国人との共生社会の実現」を推進するため、出入国在留管理庁の予算・組織・体制の在り方について検討すること。
   右決議する。
 以上でございます。
 何とぞ委員各位の御賛同をお願いいたします。
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杉久武#7
○委員長(杉久武君) ただいま川合君から提出されました附帯決議案を議題とし、採決を行います。
 本附帯決議案に賛成の方の挙手をお願いします。
   〔賛成者挙手〕
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杉久武#8
○委員長(杉久武君) 多数と認めます。よって、川合君提出の附帯決議案は多数をもって本委員会の決議とすることに決定いたしました。
 ただいまの決議に対し、齋藤法務大臣から発言を求められております。この際、これを許します。齋藤法務大臣。
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齋藤健#9
○国務大臣(齋藤健君) ただいま可決されました附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえ、適切に対処してまいりたいと存じます。
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杉久武#10
○委員長(杉久武君) なお、審査報告書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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杉久武#11
○委員長(杉久武君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
    ─────────────
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杉久武#12
○委員長(杉久武君) 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
 法務及び司法行政等に関する調査のため、本日の委員会に、理事会協議のとおり、法務省大臣官房司法法制部長竹内努君外一名を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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杉久武#13
○委員長(杉久武君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
    ─────────────
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杉久武#14
○委員長(杉久武君) 法務及び司法行政等に関する調査を議題とし、質疑を行います。
 質疑のある方は順次御発言願います。(発言する者多し)
 石川大我君。石川大我君、質疑をお願いします。(発言する者多し)
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石川大我#15
○石川大我君 休憩を求めます。この状態で一般質問はできません。休憩を求めます。委員長、休憩にしてください。(発言する者多し)
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杉久武#16
○委員長(杉久武君) 石川大我君、質疑をお願いします。(発言する者多し)石川大我君、質疑をお願いします。
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石川大我#17
○石川大我君 委員長、この状態では質疑はできません。
 大臣、分かりますね。声が聞こえないんだから、質疑ができないでしょう。質疑ができないでしょう。休憩してくださいよ、休憩。休憩。
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杉久武#18
○委員長(杉久武君) 対政府質疑を続けてください。(発言する者多し)石川大我君、指名しております。
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石川大我#19
○石川大我君 この状態では、重ねて申し上げますけれども、質疑はできないですよ、こんな状態で。休憩を求めます。
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杉久武#20
○委員長(杉久武君) 質疑を続けてください。ヤジ
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石川大我#21
○石川大我君 本当にひどい。委員長の差配に抗議をいたしたいというふうに思います。
 大臣、どうですか。この状態でまともな法律が成立したと思いますか。まともな委員会の質疑、採決ができたと思いますか。これ、採決有効なんですか、大臣。ヤジ
 大臣の感想を聞いているんです、今。大臣、どうですか、この状態は、ひどいでしょう。ヤジ
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杉久武#22
○委員長(杉久武君) 石川大我君。
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石川大我#23
○石川大我君 お答えになりません。
 今日は、傍聴席にウィシュマ・サンダマリさんの御遺族がいらっしゃっています。ウィシュマさんの御遺影も掲げられています。空の上から、恐らくウィシュマさんはこの状態を見ているでしょう。
 ウィシュマさんに大臣は何と声を掛けますか。
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齋藤健#24
○国務大臣(齋藤健君) まず、先ほどの御質問ですけど、私は、これまでも国会の求めに応じて対応してきましたし、今後もそうしていくということに尽きます。
 それから、ウィシュマさんの件につきましては、これも再三にわたり御答弁させていただきますが、私も、最初ビデオを見たときに、どうしてこういうことが起こるんだと、二度とこういうことは起こしてはいけないという、そういう決意でずっと取り組んでまいりました。
 その上で、調査報告書に掲げられている改善事項を着実に実施をしながら、そして、この法案の中にも再発を防止できるような仕組みはたくさん組み込まれておりますので、それを一刻も早く実現をしたいと、そういう思いでやってきたということは石川さんには理解してほしいなと思います。
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石川大我#25
○石川大我君 全く理解ができません。
 再三申し上げましたけれども、この法案が成立をすることで命の危険がある人たちが多く全国にはいます。この法律が成立することによって、逮捕され、母国で拷問、虐殺を受ける、そう震えている人たちがいます。命の危険は、この法案で、ないというふうに断言はできるんですか、大臣。
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齋藤健#26
○国務大臣(齋藤健君) そのようなことがないように様々な仕組みが組まれているということについては是非御理解をいただきたいと思います。
 ここで一つ一つもう、この答弁を繰り返してまいりましたので、ここでは申し上げませんが、様々な、難民申請についての手続についても手引を作るですとか、それから、それでも救われなかった方については在留特別許可の申請制度までつくって拾い上げようとか、それから補完的保護制度をつくろうですとか、そういうことをやっぱり重ねてきているということについては是非御理解をいただきたいなと思います。
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石川大我#27
○石川大我君 大臣、全国八十四か所で怒りの声が上がっています。高円寺の三千五百人を始め、渋谷では七千人のデモがありました。おとといは五千五百人が国会前に集まりました。昨日も四千人集まったと報道があります。こうした多くのこの法案に反対をする市民の皆さんに、市民の皆さんにどのように声を掛けますか。
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齋藤健#28
○国務大臣(齋藤健君) 私は、この状態を一刻も早く、そして大きく改善したいという思いでずっと取り組んでまいりました。その思いが伝わってないとしたら私の不徳の致すところでありますが、引き続き努力を続けていきたいと思います。
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石川大我#29
○石川大我君 大臣、これ、根本的な認識が間違っていて、我々と。この法案で入管行政は良くならないんですよ、悪くなるんですよ。
 大臣は、僕は最初、同性婚の問題も含めて非常に御理解のある大臣だというふうに思いました。しかし、もうこの状態になってしまって、すっかり入管庁の言うがまま、取り込まれてしまっているというふうに思っていて、非常に残念でなりません。
 週末に大きな動きがありました。柳瀬氏の肉声と思われるテープが公表されました。それによれば、年九十から百件、直接お目にかかっているというようなことをおっしゃっています。一年半で五百件の面会は、大臣が言うように不可能なんですよ。一年半で五百件、これができると、やっているんだということを柳瀬さんは、発言の趣旨から分かるわけです、二つの発言を、繰り返しませんけれども。年九十から百やっているという、これ矛盾しますよね、明らかに。時期が違うとか言われた状況が違うとか、いろいろおっしゃっていますけれども、これ、大臣がおっしゃるように一年半で五百件は不可能、ゆえに、この柳瀬房子氏の発言には重大な疑義がある、これ、大臣、お認めください。
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