松川るいの発言 (本会議)

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○松川るい君 自由民主党の松川るいです。
 自由民主党を代表して、総理のウクライナ、インドからの帰朝報告に対して岸田総理に質問させていただきます。
 まずもって、本日朝の北朝鮮からの弾道ミサイル発射に対して強く抗議いたします。我が国、地域及び国際社会の平和と安全を脅かすものであり、関連する安保理決議に違反するものです。安保理が一部の国々の消極的な姿勢により北朝鮮による深刻な挑発行動と度重なる決議違反に対して行動できていないこと、これは大変遺憾であり、この対応についても強く求めます。
 まずは、ウクライナからの御無事の帰国、何よりであります。困難なミッションを成功させた関係者の皆様にも感謝申し上げます。折しも、WBC日本優勝といううれしいニュースもあり、日本中がやればできるという勇気をいただきました。
 総理のウクライナ訪問とゼレンスキー大統領との直接対面の会談は、日本として、そしてG7議長国として、ウクライナとの連帯、力による一方的な現状変更を許さないという強い決意を示すものでありました。同時期、中国の習近平国家主席はロシアを訪問し、プーチン大統領と会談を行っており、くしくも日中の対照的な姿が世界の前に明らかになりました。
 そこで、ウクライナの現状をその目で御覧になった岸田総理に、今回の訪問の意義と成果、G7議長としてどのように臨んでいくか、これについてお伺いをしたいと思います。
 ゼレンスキー大統領からは、これまでの日本の支援に感謝の意が示されるとともに、装備品や人道復興支援など様々な要望がなされたと伺っています。
 日本は、防衛装備移転三原則の運用指針を改正し、防弾チョッキやヘルメットなど自衛隊の装備品を提供しています。また、今回の訪問で、殺傷能力のない装備品を支援するため三千万ドルを拠出することとしました。一方、例えばドイツは、ウクライナへの戦車の供与を決めています。
 防衛装備移転は、力による一方的な現状変更を抑止して我が国の安全保障環境を守ったり、移転国との間の防衛協力を深化させる重要な防衛政策手段です。したがって、その目的達成を最優先する観点から、三原則の運用指針あるいは三原則自体を見直すべきだと考えます。
 総理は、我が国の防衛装備移転についてどのようにあるべきとお考えでしょうか。
 また、今回のウクライナ訪問では、安全についての課題が明らかとなりました。まず、総理が乗るポーランドからキーウに向かう夜行列車が出発した頃、ニュース速報が流れました。しかし、国民の間で、この段階での情報が報じられて安全上問題はないのかと懸念の声が広がりました。
 今回の訪問における情報管理についての評価をお尋ねします。
 また、今後、戦地など危険地における報道は、政府と報道機関との間の発表のタイミングなどについての紳士協定を結ぶなど、安全なありようについて検討すべきと考えますが、いかがでしょうか。
 さらに、今回の訪問には自衛隊は同行していません。各国の首脳は、軍隊や特殊機関なども動いて訪問したとされています。総理のウクライナ訪問がG7の中で最も遅くなった、その理由の一つにはこの要人警護の課題もあったのではないかと推察いたします。総理は、自衛隊の最高指揮官です。自衛官が自分の上司の警護ができてもよいのではないでしょうか。
 我が国総理の警護は自衛隊もできるようにすべく、自衛隊法等の規定を見直すべきと考えますが、この点についての御所見をお伺いします。
 総理のウクライナ訪問は、東京における十二年ぶりの日韓首脳会談、日独首脳会談、そして総理のインド訪問に続く一連の戦略的外交の集大成のようにも思えます。特に、インドでは、モディ首相と会談し、グローバルサウスに対する支援強化も含む自由で開かれたインド太平洋の新たな推進計画も発表されました。
 グローバルサウスは、世界の潮流に影響を与える極めて重要な存在です。日本として、グローバルサウスの国々とより近しく歩んでいくために何が重要だとお考えでしょうか。
 最後に、私は、一連の仲間づくりの外交の次は、対中外交との感を強くしています。中国は永遠の隣国であり、建設的で安定的な関係が必要です。中国の安全保障上の懸念に対処するとともに、難しい課題があるからこそ、首脳レベルの直接の意思疎通が必要です。まずは、林大臣の訪中かと思いますが、対中外交について総理御自身のお考えをお聞かせください。
 御清聴ありがとうございました。(拍手)
   〔内閣総理大臣岸田文雄君登壇、拍手〕

発言情報

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発言者: 松川るい

speaker_id: 12320

日付: 2023-03-27

院: 参議院

会議名: 本会議