岸田文雄の発言 (本会議)

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○内閣総理大臣(岸田文雄君) 谷合正明議員の御質問にお答えいたします。
 ウクライナ支援及びグローバルサウス支援についてお尋ねがありました。
 私は、今回のウクライナ訪問において、ロシアによる侵略の惨劇を直接目の当たりにし、これが国際秩序の根幹を揺るがす暴挙であることを改めて実感をいたしました。この惨劇を繰り返さないために、このロシアによる侵略を一刻も早くやめさせなければならない、我が国はG7議長国としてリーダーシップを発揮していかなければならない、今回の訪問を経てこうした決意を新たにしています。
 日本がウクライナ国民への揺るぎない連帯を示し、グローバルサウスへの支援を強化することは、これらの国々に対する支援であると同時に、世界のどこであっても力による一方的な現状変更を認めず、法の支配に基づく国際秩序を守り抜くという我々の決意を行動で示すことにもほかなりません。自由で開かれた国際秩序を維持発展させ、我が国の国益を確保するため、引き続きこうした支援、進めてまいりたいと考えています。
 そして、日本のウクライナ支援と援助関係国のウクライナ国内での活動についてお尋ねがありました。
 日本は、ウクライナのニーズを踏まえ、ウクライナに寄り添った支援、行ってきました。今後とも、現地の状況を踏まえ、できるところから、日本の持つ経験や知見を活用し、切れ目なくウクライナの復旧復興に貢献をしてまいります。
 日本のNGO等援助関係者のウクライナ国内における活動については、援助関係者の安全が第一との考えの下、現地の状況等も踏まえ、しかるべく検討をしてまいりたいと思います。
 FOIPと人間の安全保障に基づく貢献及びODA実績の国際目標についてお尋ねがありました。
 複雑化する国際情勢と地域、失礼、地球規模課題の深刻化の中で、一人一人の生命と尊厳を守る人間の安全保障の理念、これはこれまで以上に重要となっています。こうした認識の下、新たな時代における人間の安全保障の理念を踏まえ、ODAを活用し、SDGsの達成やFOIPの理念の実現に向けた取組を加速していきます。
 また、ODA実績の対GNI比〇・七%という国際目標については、現在の我が国の厳しい財政状況に鑑みれば、直ちに達成の見通しを示すことは困難ですが、ODAの戦略的活用を一層進めるとともに、引き続き、官民協力など様々な形でODAを拡充し、外交的取組の強化に努めていく考えです。
 戦時下における原子力施設の保護及び核廃絶についてお尋ねがありました。
 原発の攻撃を含め、ロシアによる一連の行為は国際法違反であり、決して許されない暴挙です。ロシアに対し、このような蛮行を即座に停止するよう求めてまいります。
 また、G7各国とも連携しつつ、ウクライナの原子力安全及び核セキュリティー強化のためのIAEAの取組、これを我が国としましても後押しを続けていきたいと考えております。
 そして、広島と長崎に原爆が投下されてから七十七年間核兵器が使用されていない歴史をないがしろにすること、これは決して許されません。G7広島サミットでは、G7首脳とともに核兵器の惨禍を二度と起こさないとの強力なコミットメントを示すとともに、核兵器のない世界に向けて力強いメッセージを発信していきたいと考えております。(拍手)
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発言情報

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発言者: 岸田文雄

speaker_id: 6324

日付: 2023-03-27

院: 参議院

会議名: 本会議