山中伸介の発言 (本会議)

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○政府特別補佐人(山中伸介君) 田島議員からの御質問にお答えいたします。
 高経年化した原子力発電所の審査に用いる基準についてお尋ねがありました。
 これまで公開の規制委員会において議論を重ねてきた結果、現行制度の規制基準や劣化評価等の技術的な内容については新制度においても活用できると考え、今回の法案でその大枠をお示しいたしました。その上で、更に技術的な詳細を詰めるため、公開の検討チーム会合で議論をしているところですが、そうした詳細は、法律ではなく、法律が成立した後にその委任を受け定める規則等に委ねられるのが一般的であると考えております。
 規制委員会としては、公開の場で引き続き丁寧に議論し、国民にも分かりやすく説明していきたいと考えております。
 原子力発電所の経年による劣化が見逃されたトラブルの事例についてお尋ねがありました。
 大小様々なトラブルを過去に遡って網羅的に説明することは困難ですが、経年による劣化が見逃され事故に至った事例として、平成十六年八月に発生した関西電力美浜発電所三号機の二次系冷却配管が破損した事故がございます。この事故の原因は、関西電力が本来点検すべき配管を点検しなかったため、当該配管が腐食や浸食を受け、配管の厚さが運転に伴い徐々に減少した結果、強度が低下し破損したものであります。
 このほか、事業者において、経年劣化によるトラブルも含め、様々なトラブルの事例をデータベースに登録し、情報公開をしていると承知しております。
 規制基準への適合性の確認についてのお尋ねがございました。
 今般の提案、提出法案につきましては、事業者に対し、運転開始後三十年、またその後十年以内ごとに劣化予測等に関する詳細な記載を含めた計画策定を求め、規制委員会がこの計画が基準に適合しているか審査し、認可する仕組みとしております。
 事業者は認可された計画等に基づいて機器の点検を行いますが、その実施状況については規制委員会が行う原子力規制検査で確認することとしています。
 他方、こうした審査、検査によってもリスクがゼロになることはありません。この残されたリスクを低減させる活動に規制当局と事業者の双方が継続的に取り組むことが重要であると考えております。(拍手)
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発言情報

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発言者: 山中伸介

speaker_id: 16968

日付: 2023-05-10

院: 参議院

会議名: 本会議