松本剛明の発言 (本会議)

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○国務大臣(松本剛明君) 小沢議員からの御質問にお答えいたします。
 まず、政策の特性に応じた評価等の実現方策について御質問いただきました。
 これまでは、各行政機関における評価の一覧性の確保を重視して評価様式の標準化を進めてまいりました。こうした取組は、制度の定着に寄与してきた反面、硬直的、形式的な評価を招き、意思決定過程で活用しづらいとの指摘もあり、政策の特性に応じた評価が可能となるよう評価方式等の見直しを行ったところです。
 総務省としては、政策評価が一層活用されるよう、政策の特性に応じた効果把握、分析等の知見の共有など、各府省の評価を支援してまいります。
 次に、無謬性神話からの脱却と政府の説明責任の在り方について御質問いただきました。
 無謬性神話の弊害については、平成九年の行政改革会議最終報告において、時代環境が目まぐるしく変化する中で、行政のみに無謬性を求めることは、その政策判断の萎縮と遅延、先送りを助長することになりかねないと指摘されておりますが、この指摘は、社会経済情勢の変化に合わせた機動的かつ柔軟な政策形成、評価が求められる現在においても価値や重要性は失っていないと考えております。
 政策評価の取組を通じて、政策の現状を適切に把握し、進捗を評価した上で必要な軌道修正を行う機動的かつ柔軟な政策展開が必要です。また、それらを国民の皆様にお伝えをすることで説明責任を果たし、行政に対する国民の納得と信頼を得られるよう努めてまいります。
 次に、行政評価局の調査テーマの決定、着手の方法について御質問いただきました。
 調査の実施に当たっては、計画性と柔軟性を持ってテーマを決定し、調査に着手することが重要であります。こうした観点からは、調査テーマについては、行政評価等プログラムにおいて選定の考え方を示した上で、政策評価審議会の議論を経て随時決定することとしています。調査テーマ決定後は速やかに調査に着手して、行政課題の迅速な解決を図ってまいります。
 次に、令和五年度行政評価等プログラムの公表時期について御質問いただきました。
 行政評価等プログラムは、政策評価、行政運営改善調査、行政相談について重点的に取り組むべき事項を定めるものであり、令和五年度については、本年三月末に閣議決定した政策評価基本方針の一部変更を踏まえ検討を行ったことから、五月八日に決定し、公表しております。
 今後も、行政評価等プログラムについては、政府方針等を踏まえ、できる限り速やかに決定し、公表してまいります。
 次に、緊急時の規制の評価について御質問いただきました。
 規制は国民の権利や義務に影響を及ぼすものであることから、その新設等に際しては事前事後の評価を実施することとされております。その上で、新型コロナウイルス感染症対策のように緊急時の規制に係る評価については迅速性が求められることから、規制の政策評価ガイドラインにおいて簡素化した事前評価を可能としております。
 緊急時の規制に係る評価の在り方については、新型コロナウイルス感染症の経験も参考に、更なる簡素化の余地を検討しており、今後、政策評価審議会での議論も踏まえ、具体の対応について検討してまいります。
 最後に、内閣官房を政策評価の対象とすることについて御質問いただきました。
 内閣官房は内閣を直接補助する組織であり、内閣の重要政策に関する基本的な方針の企画立案等を担っています。このような内閣の重要方針は時々の内閣による高度に政治的な判断などにより決定されるものであるため、その妥当性については基本的に国会等の場において議論されているところであり、内閣が定める方針の下で各行政機関が担う事務とは性格や位置付けが異なるものと考えられます。このため、内閣官房は各行政機関の事務を対象としている政策評価法に基づく政策評価の対象とは位置付けられておりません。(拍手)
   〔国務大臣河野太郎君登壇、拍手〕

発言情報

speech_id: 121115254X03420230621_009

発言者: 松本剛明

speaker_id: 31918

日付: 2023-06-21

院: 参議院

会議名: 本会議