佐藤正久の発言 (予算委員会)
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○佐藤正久君 おはようございます。自民党の佐藤正久です。
今日は質問の機会をいただき、本当にありがとうございます。
今日は、まず安保三文書のワーキングチームでも余り議論されてこなかった部分を中心に議論をしていきたいというふうに思います。
総理、人は石垣、人は城という言葉がありますが、総理も自衛隊の最高指揮官として自衛隊の人材確保の重要性は深刻に認識されているというふうに思います。
総理、自衛官募集には十五万円の壁という言葉があります。警察官の高卒者の新規採用者の給与は約十八万円です。自衛官候補生の初任給は十四万六千円です。十五万円行きません。これは隊員募集の大きな壁となっています。警察、消防、自衛隊、掛け持ちで希望する人が多いんですけれども、そうするとやっぱり給与の面で自衛隊は一番人気がないという側面がございます。
資料一を御覧ください。(資料提示)
この写真は、先月の二月十七日十七時十分頃に鹿児島中央駅で私が撮ったものです。これらの自衛官が手に何を持っているか、総理、分かりますか。ティッシュです。三等陸佐の幹部自衛官を始め大勢で、中にはこのような着ぐるみを着て隊員募集のティッシュ配りを数時間やっている姿がありました。その理由は何か。
資料二、これを御覧ください。
これは、九州を管轄する西部方面総監部の説明資料ですけれども、自衛官候補生は、現在、二月末の段階で目標に八百人足らないと。千七百人目標のところ、まだ九百人しか入っていないと。つまり、目標の半分ぐらいしかまだ来ていないと。残り三月まで一か月もないという状況にも、まだ目標の半分です。だから、募集事務所総出でティッシュ配りをやって必死に募集をしています。来年度は今年以上に、コロナ明けもあって人材の奪い合いでもっと厳しいと言われております。
資料五、これを御覧ください。これは、宮崎県えびの市のえびの駐屯地での生活環境です。
約六百五十名の規模の駐屯地ですけれども、駐屯地内に居住している隊員も多くいますが、まずクリーニング店も理容部も食堂も銀行のATMもありません。外に行けばよいと思うかもしれませんけれども、周りは何もない山の中の駐屯地です。
資料六を見てください。これもえびの駐屯地の施設の、資料六です。
自衛隊なのに非常用発電施設も欠落、任務にも支障を来しています。その他も老朽化が激しい。これら現状は募集にも大きく影響します。この生活環境で働きたいと思う高校生は少ないと思います。
防衛大臣、新隊員の初任給含む給与体系、自衛官候補生の在り方、そして生活、勤務環境の改善、今回の安保三文書にはほとんど記載されていませんが、人材確保の観点からも改善すべきだと思いますけれども、大臣、いかがでしょうか。