滝波宏文の発言 (予算委員会)

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○滝波宏文君 自民党、福井県選出の滝波宏文でございます。
 まず、今回、関口議員会長、世耕幹事長を始め、参議院自民党の先生方、そして、末松予算委員長、理事、委員の皆様の御配慮により、今年国会議員十年目になりますけれども、ようやくこの予算委員会の質問の晴れ舞台いただきましたことを感謝申し上げます。
 外交力、防衛力、そして経済力等、国力の基盤であるエネルギー問題についての質問から入りたいと思います。
 私は、政治の世界に入った大きなきっかけは東日本大震災でした。前任の松村龍二先生から、当時、自分はもう出ぬから後どうやというふうなお話もいただいていたわけでありますが、正直、逡巡しておりました。そのときに起きたのが五日後に十二年目を迎える三・一一東日本大震災でありました。福島事故によってエネルギー政策が国民的議論の荒波に入っていった。御案内のとおり、私の地元は福井県、国内最多、世界でも最大級の原子力集積地であり、エネルギー政策は決して他人事にできない地域であります。三・一一後も我が国が現実的で責任あるエネルギー政策を取るため、バッジを付けてその議論に参画し、ふるさと福井県の声を届けていかなければならない、そういう思いに駆られ政治に入りましたので、国会議員としてはエネルギー政策を最大の旗印としてきました。
 そして、この十年、第四次、第五次、第六次のエネルギー基本計画の議論に参画し、経産大臣政務官も務めたわけですが、第六次エネ基の議論に当たって、稲田朋美先生を会長、安倍総理にも最高顧問に入っていただいて、原子力の最新型原子力リプレース議員連盟をつくり、事務局長として活動してきました。後ほど話すように、原子力立地地域としても、自由諸国最高峰の原子力技術、人材、産業の維持のためにも、最新型の革新炉へのリプレースが、すなわち建て替えが待ったなしだと考えたからであります。
 その一昨年閣議決定した第六次エネ基ではリプレースは盛り込まれなかったのですが、今回、昨月閣議決定されたGX実現に向けた基本方針において、原子力の最大限活用を含めたエネルギー政策の立て直しがされ、原子力のリプレースも盛り込まれました。今回、リプレースとともに運転延長も議論されましたが、立地からすると、古い炉を漫然と使い続けることへの不安感、警戒感は否めません。その点、大消費地、国が原子力を必要だというのであれば、安全性も高まった最新炉、革新炉に替えていっていただきたい、安全性のアップグレードをしていただきたいというのが立地の思いです。
 ただ、事業者の様々なリソースの制約もあるのでしょうから、既設炉を使いながらリソースをためて革新炉に替えていく必要性も分かるので、そのための運転延長は理解できますが、あくまでもリプレースに向かっていかなければならないと考えます。
 ここで、リプレースは何かというと、廃炉と新増設の組合せになります。その点、昨月閣議決定したGX基本方針では、廃炉を決定した原発の敷地内での次世代革新炉への建て替えとされ、これは実は昨年末の案から限定されておりますけれども、当議連としては、各事業者がそれぞれ求められている需要に基づいて供給責任を果たすということが重要なので、敷地内という限定を超えて、事業者ごとの廃炉と新増設の組合せ、すなわちリプレースが認められてしかるべきだと考えます。
 以上を踏まえまして、今回の第六次エネ基を上書きして、原子力リプレースとして運転延長を盛り込み閣議決定した政府の整理について、経産大臣の見解を求めます。

発言情報

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発言者: 滝波宏文

speaker_id: 4777

日付: 2023-03-06

院: 参議院

会議名: 予算委員会