森田祐司の発言 (予算委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○会計検査院長(森田祐司君) 会計検査院はこれまでも、事務事業の遂行や予算執行の内容に問題がある場合には、制度そのものの要否も含めて改善の方策について検討し、改善を求める処置要求や意見表示を行うなどして再発防止も促してきました。
 加えて、私自身、会計検査院長及び検査官としての十二年を振り返りましても、国民の関心が極めて高く、多額の国費が投入されるなどしておりました東日本大震災からの復興、東京オリンピック・パラリンピック競技大会、あるいは新型コロナウイルス感染症対策に関する各種事業等については、その予算執行の全体像を明らかにする検査を実施して報告するよう心掛けてまいりました。
 また、例えば新型コロナウイルス感染症対策に関する事業については、事業の緊急性あるいは予算規模、事業の新規性や特殊性等を勘案して、そのような事業における潜在的なリスクの所在等にも留意をして、事業がまだ継続して実施されている段階においても検査を行うなど、早期の改善を促すことにも意を用いてまいりました。
 コロナ禍では、実地検査の実施に制約を受ける状況が続く中においても、それまでに取り組んでまいりましたデジタルデータやICTを駆使した検査手法の導入を更に加速をいたしまして、大量のデータを対象にした効果的、効率的な検査も進めてまいったところでございます。
 このようにして報告した検査報告の指摘事項については、各府省等において是正措置が講じられたり制度改善が行われるなどしていると認識しており、このことによって、会計検査の結果を踏まえた予算編成の取組等に貢献することができたというふうに考えております。
 さらに、今後は、指摘の直接の対象とした事業や当該事業を所管する部局だけではなく、国費を扱う者全てが過去の検査報告の指摘事項等を自分事として同種の不適切な事態をリスクと捉え、その未然防止に取り組んでいただくことにより、会計検査の結果である検査報告がより良い明日の日本につながるものになることが重要であるというふうに考えております。

発言情報

speech_id: 121115261X00720230308_232

発言者: 森田祐司

speaker_id: 5697

日付: 2023-03-08

院: 参議院

会議名: 予算委員会