黒田東彦の発言 (予算委員会)

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○参考人(黒田東彦君) 我が国のマイナス金利政策は、イールドカーブの起点を引き下げることでイールドカーブ全般にわたって金利低下圧力を加えて企業の資金調達コストを低い水準に維持するという効果がありまして、これは企業収益や雇用・所得環境の改善に寄与して経済全体を下支えしております。
 他方で、確かにマイナス金利政策などによる低金利環境の継続が貸出し利ざやの縮小を通じて金融機関の収益に影響を及ぼす面があることは認識しております。
 この点、我が国のマイナス金利政策は、いわゆる日銀当座預金に三層構造をしまして、その一部にマイナス〇・一%のマイナス金利を適用するということで、極めて小さな金融機関の収益に影響が及ぶ、つまり過度な影響が及ばないようにして金融仲介機能を弱めることがないような工夫を行っておりまして、また、先ほど鈴木大臣も言われましたとおり、我が国の金融機関は充実した資本基盤と十分な流動性を備えておりまして、金融仲介機能は円滑に発揮されているというふうに評価しております。
 いずれにいたしましても、金融政策運営に当たっては、引き続き、金融システムに及ぼす影響などについても十分配慮しながら、経済、物価、金融情勢に応じて最も適切と考えられる政策を遂行していくことが必要かつ適当であるというふうに考えております。

発言情報

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発言者: 黒田東彦

speaker_id: 19167

日付: 2023-03-28

院: 参議院

会議名: 予算委員会