岸田文雄の発言 (予算委員会)

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○内閣総理大臣(岸田文雄君) 委員御指摘の核禁条約、これ、核禁条約に核兵器国が皆参加をし、その条約を履行し、そしてそれがしっかりと検証されるシステムができることによって実質的な核兵器のない世界が実現すると考えています。そういった意味で出口だというふうに申し上げてきました。
 しかし、御案内のとおり、現状、核禁条約には核兵器国は一か国も参加していないという現実があります。私も、外務大臣四年八か月務める中で様々な核軍縮の会議に出席してきましたが、大きな理想を持つこと、もちろん大事でありますが、しかし、核兵器国が協力してくれなければ、行動しなければ現実は全く変わらないという厳しい現実に何度となくぶち当たる、こういった経験をしてきました。唯一の戦争被爆国として、やはり実際に核兵器を持っている国、核兵器国を動かす努力が重要だということを申し上げています。
 そして、NPTの中には、実質的に、参加していない実質的な核兵器国もあるではないか、こういった指摘もありました。
 しかし、今回、G7の中で、三つの核兵器国については一つ大きな方向性を確認した上で、まずは信頼の基盤となる透明性について三つの核兵器国は努力を進めている、こういったことを確認しました。これを更に中国、ロシア、NPTに参加している核兵器国に広げていく努力、そしてさらにはNPTの外にいる国にも広げていく、こういった努力を一つ一つ積み重ねていくことが現実的な取組ではないか、このように感じております。

発言情報

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発言者: 岸田文雄

speaker_id: 6324

日付: 2023-05-26

院: 参議院

会議名: 予算委員会