半田滋の発言 (予算委員会公聴会)

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○公述人(半田滋君) FMSの爆買いのことですよね。
 例えば一九〇〇年代であれば、日本とアメリカの経済的な差によって、ドル減らしを目的にして、C130輸送機を大量に購入をしたり、あるいはP3C哨戒機を大量に購入をすると、それにより、アメリカの兵器を買うことで日本の産業をアメリカの圧力から守ると、そういったやり方というのもされていたと思います。
 ただ、今となってはもうアメリカと日本の経済的な差というのはどんどん開いていって、それほどアメリカから強く求められているわけではないのに、むしろアメリカをそんたくをして積極的にそのアメリカの兵器を買うという形ができているように思います。
 その際、今日お話ししたように、本来、自衛隊の装備品というのは、陸海空自衛隊が、こういう戦争があり得るからこういう戦いをするんだと、そのためにこういうものが必要だ、だからこの武器を買いたい、それが国産であったりアメリカ製であったりするわけですね。しかしながら、近年の武器の、特にアメリカから購入する武器を見ていますと、もう自衛隊との相談を抜きにして結局政治の判断でもって武器を買うと、その方が目立ってきているわけですね。
 今日御紹介したグローバルホークなども、陸海空どこも欲しくないので、最後に、最後はあれ飛ぶんだから航空自衛隊持ったらどうだみたいな乱暴な話で決まっていったり、あるいはイージス・アショアにしても、ミサイル防衛システムはイージス護衛艦の四隻体制を八隻体制に倍増することが決まっていったり、また地上迎撃型のPAC3も、PAC3MSEという広い範囲で守れるものがどんどん入ることが決まっているのに更に上乗せされてしまっていると。
 こうなってみると、結局、必要か必要でないかはともかくとして、これを買ってやるからこれで戦えみたいな形になってしまっていると。その本末転倒であるからこそ、香田洋二さんという元自衛艦隊司令官が、仮に二%、GDP比の二%となっても防衛力強化につながらないと。つまり、現場の声を聞かずに政治で、特に政治とつないでいるのがいわゆる内局と言われる防衛省の官僚組ですけれども、内閣人事局ができて以降、この官僚が政治、首相官邸の方ばかり見るようになって、制服組の意見を聞かなくなっているわけですね。その結果としてずれが生じてしまっていると。それがどんどん広がっていて、今解消されない状態でお金だけがどおんと二倍に増えることになったと。
 これは決して好ましくないし、最終的には税金の無駄遣いにつながりかねないと。だから、精査をする必要があるというのはそういうことだと思います。

発言情報

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発言者: 半田滋

speaker_id: 737

日付: 2023-03-09

院: 参議院

会議名: 予算委員会公聴会