半田滋の発言 (予算委員会公聴会)

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○公述人(半田滋君) もう私、防衛記者をやって三十年になりますけれども、まあ三十年前のものは本当に陳腐化していて、到底現代の戦闘には役に立たないものが多数ある一方で、当時のものであってもまだ有効なものもあると。ですから、我々の社会の進み方と比べた場合、兵器の世界というのはむしろゆっくり進んでいくということもあるんだろうというふうに思います。
 他方、今日ありましたように、ハイブリッド戦のような新しいジャンルが出てきて、そこも取り込んでいかないと日本としては守りを固めぬわけにはいかないというようなことも出てくると。そうすると、実は、新旧のものを取り合わせて使うということや、あるいは新しい分野にマンパワーや予算を投入するということが同時に行われないといけないわけですね。したがって、それをバランスよく配分していくということが日本を本当に強くする方法だというふうに思います。
 ここのところ、やはり見ていくと、政治の介入という形で、本当に必要であるかどうかということを度外視した上でどんどんアメリカから武器を買ってしまって、その結果、苦しくなって枠を広げると。本来であれば、予算というのは貴重な財産、国民から集めた税金でかなりの部分を賄っているわけですから、積み上げ方式が必要だと思うんですね。今回の二%というのは、枠をいきなり与えてしまって、この枠の中で自由にやっていいというような誤解が今防衛省・自衛隊には生まれているんではないかと。
 今日お話ししたように、三種類のミサイルの国産同時開発、これできないと私は大変失礼ながら思いますね。そういったものの尻拭いを誰がするんだと。結局、国民が、自分の国を守るための兵器が足りない、だけれども税金だけは取られた、そんな話になってはいけないなと、そのように思います。

発言情報

speech_id: 121115262X00120230309_214

発言者: 半田滋

speaker_id: 737

日付: 2023-03-09

院: 参議院

会議名: 予算委員会公聴会