佐藤仁の発言 (政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会)

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○参考人(佐藤仁君) ありがとうございます。
 今の中西参考人とのやり取りを一部引き継ぎながらお答えしようと思いますけど、私は、やっぱり人が集まるために、ある種の憧れといいますか、ロールモデルが必要なんじゃないかと思います。実際、例えば緒方貞子さんとか、それから、残念なことにお亡くなりになりましたけど中村哲さんとか、ああいう方々がやっぱり現場で活躍されて、それで現場で感謝されている様子がメディアで流れて、ああいうふうになりたいな、ああいう仕事ってどうやったらなれるのかなというふうに思うということがまずすごく重要なことだと思いますね。そう思った人たちが歩めるキャリアパスを我々がつくっていかなくちゃいけないわけですね。
 なので、憧れの対象になるということがまず重要ですし、また、もう一つ私が今日申し上げているのは、憧れて入ったんだけど幻滅しちゃうということがあるわけですね。非常に憧れて、現場の人々のためにできると思ったら、ずっと事務所にいてロジばっかりやらされているとか、何か会計の計算ばっかりやっているとか、まあちょっとやや極端に言っていますけれども、それで嫌になっちゃって違う職場に行くような人も中にはいる。
 もちろん、こういった、どの組織に行ってもそんなみんなが憧れるような仕事だけをやるわけにいかなくて、泥臭い仕事もやらなくてはいけないのが世の中だとは思いますけれども、やっぱり何かそういったその現場で働いている人の、その元々持っていた憧れとか情熱というのをいかに定期的に更新してリバイブしながらその業界全体を元気にしていくのかというのをみんなで考えていかないといけないなと思っていまして、やっぱりおっしゃるように、いわゆる待遇の問題もそうですけれども、ロールモデルのプレーアップというのはとても重要なことなんじゃないかな。
 いろんな、まだ有名じゃないけれどもロールモデルにふさわしい方々というのは今そこらじゅうにいるんじゃないかと思うので、そういう方々を発見して、励まして、プレーアップしていくというのが一つ有効な手だてではないかというふうに思います。

発言情報

speech_id: 121115359X00520230428_060

発言者: 佐藤仁

speaker_id: 26186

日付: 2023-04-28

院: 参議院

会議名: 政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会