2023-04-28
参議院
若林秀樹
政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会
若林秀樹の発言 (政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会)
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○参考人(若林秀樹君) 日本は、コロンボ・プラン加盟からずっと長年築いてきたODAの歴史がありますし、NGOも一九七〇年代ぐらいから活躍しているんですね。それはやっぱり現地との信頼関係が生まれているから今日になっているので、そこを大事にしながら、今後更に活躍できる環境を我々がどうつくっていくかが一つの大きな課題ではないかなと。それが一つ、やっぱりその労働環境なり、NGOに入ってくる人、国際協力に入ってくる魅力あるところにならないと、業界全体がやっぱり活性化しないんですよね。
だから、そういう意味で、その部分をやるということと、もう一つ、私は、日本全体の人的専門性をいかに育てるかということですね。
私は、国際協力に関わっていて、ワシントンに二回ぐらい行って、もう露骨に言われたことあるんです。これ正直に申し上げますと、日本は専門性がないと、よくこれでやっていらっしゃいますねみたいなところを。でも、JICAに入った人もみんなその基礎能力はあるんですよ。その後に、やっぱり管理業務とかマネジメントをやる方によって、結果的にそういう業務に従事せざるを得ない。これはある程度組織としての性格であるんだけれど、それをできる限り取り除いて、管理でやるんじゃなくて、国際協力というのは人を相手にするんですから、そこに専門性が生まれる、よりそういうところに関われるような環境をやっぱりつくってあげるという意味では必要になる。
そういう意味では、人材もそうですし、モビリティー、ですから、さっきの御質問にあったんですけれど、格差があり過ぎるんですよ。だって、民間企業行ったら倍の給料もらえたら来ないですよね。そしたらもう最初から来ないんですよ。昔はまあ途中までというのもありましたが、今は最初から来ないということでは、やっぱりその国際協力業界の危機です、私ははっきり言って、JICAさんもNGOも含めて。それをどうやって社会全体の中で解決していくかということを、単なるそこだけの問題じゃなくて、その捉え方を捉え直すということが重要かなと思っているんですが、結構これは深刻な問題ですから、人材も含めて。
それと、やっぱり開発教育ですね。小学校ぐらいから教育が大事なんだということがあると、あっ、やっぱりODAっていう開発協力って大事なんだということを感覚的に身に付けてそれで育っていくわけですよ。
だから、総合的な部分がありますので、単にこれだけやればいいというわけじゃないんですけれど、日本はこの開発協力の中で発揮できる力はまだポテンシャルありますので、是非そんなところをサポートしていただければなと思っています。