植田隆子の発言 (外交・安全保障に関する調査会)

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○参考人(植田隆子君) 台湾との関係で欧州統合をどう見るかという御質問だと考えます。
 それで、経済的な相互依存関係が非常に大きくなると、戦争をすると損をするというふうに単純に考える、そこのところが武力行使に至らない理由になるということは確かだと思います。
 ただ、技術的にFTAが解決方法になるのかどうかということで、これは、どのような国が加わって、どのようなレベルのFTAをつくるのかと、それから米国がこの問題をどのように考えるのか、それらの要因が相当程度効いてくるのではないかと思います。
 EUの方に戻りますと、同じヨーロッパの地域で、国境線がしょっちゅう引き変わってくるというようなところで長年戦乱を経験してきていると、そういう歴史的な背景とともに、文明圏としては非常に近いと、あるいは一つであるというふうなことが言えるかもしれない。ですから、欧州、EU統合のような非常に進んだ形の特殊な統合体をつくる基盤があの地域にはあるのだろうと思います。そこ、それと同じようなことをほかの地域でもやれるのかというと、結構レベルにおいて異なるとは思いますが、しかしながら、多少大上段から構えたような言い方で申し訳ありませんが、歴史的な、戦争の歴史、そういうものも克服できるという観点からヨーロッパの地域を見ることができるのではないかと考えております。

発言情報

speech_id: 121115362X00120230208_078

発言者: 植田隆子

speaker_id: 28267

日付: 2023-02-08

院: 参議院

会議名: 外交・安全保障に関する調査会