佐野利男の発言 (外交・安全保障に関する調査会)

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○参考人(佐野利男君) ありがとうございました。
 基本的にはお二人のおっしゃったこととほぼ同じラインなんですが、一つ、このG7というのはいずれも核兵器禁止条約に反対している国なんですね。交渉にも参加しませんでした。交渉の後の、ドイツ以外はオブザーバー参加もしていないと思います。
 確かにそのようなメッセージを発することは重要なんですが、やっぱり重要なのは、やっぱりリアリズムを、同時に伝わるようなメッセージ、こうすべきだ、ああすべきだ、こうしたらいい、ああしたらいいというのはたくさんあると思います。今までもたくさん言ってきた。しかし、現実の、ヨーロッパもそうですしアジアもそうですけど、現実のリアリズムにのっとってこういうメッセージを出すんだというところをひとつ間違えないでほしいんですよね。
 核兵器禁止条約についてですけれども、禁止と廃絶は全く別物です。禁止したからといって廃絶が実現するわけじゃございません。禁止条約に参加した国のみがその義務を負うわけで、合意は拘束するが原則ですから、合意しなければ拘束されません。したがって、禁止条約に入らない国は核兵器禁止条約の義務を負う必要はないわけで、その辺りが、やっぱりリアリズムにのっとった判断が必要だというふうに考えます。

発言情報

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発言者: 佐野利男

speaker_id: 15426

日付: 2023-02-15

院: 参議院

会議名: 外交・安全保障に関する調査会