鈴木達治郎の発言 (外交・安全保障に関する調査会)
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○参考人(鈴木達治郎君) 今の佐野大使の御意見と私は違うんですが、現地に行った感触もそうなんですけど、今、NPTの中でTPNW派とそうでない派が対立しちゃっているという、分断が生まれているという、よく批判されるわけですが、その分断をどうやって溝を埋めていくかというときに、ドイツもオーストラリアも、今おっしゃったように、堂々と参加しませんって演説するわけですが、行けば必ず、NPTでもそうなんですけど、外交官同士話をします。それから、市民社会の方々とも話をします。そこにいるということ自体が核兵器の禁止条約についての、何というんですかね、全く対話をしないというのと対話はしますというのでどれだけ信頼度が上がるかということだと思うんですよね。やっぱり参加することによって緊張緩和につながりますので、それはかなりの実効力が私はあると思います。
ただし、今、佐野大使がおっしゃったみたいに、いろいろ国内政治とか国際政治、いろいろありますので、すんなりいけばいい、いかない方が悪いというわけではないとは思いますが、少なくとも日本の場合はその橋渡しをするって政府がおっしゃっているんですね。それから、リーダーシップを取るともおっしゃってらっしゃる。という国が核兵器禁止条約にこれだけ冷たくしていいのかというのは私は疑問だと思っていますので、はっきり署名できない、批准はできないということを分かってもらうためにも参加してはっきり述べればいいと思います。
それと、さっき申しましたように、批准や参加できなくても協力はできるんですね、条約に。あのCTBTについても、アメリカは批准していませんが、もうかなりお金も払っていますし、実際協力もいっぱいしていますので、批准はできなくても、参加できなくても、TPNWへの協力、特に被害者支援と検証措置については日本はノウハウを持っていますから、これについて協力をするということは、私は世界の核軍縮に大きく貢献することだと思っています。