佐野利男の発言 (外交・安全保障に関する調査会)
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○参考人(佐野利男君) ありがとうございました。
今まで核兵器を開発してきた国というのは結構あるんですね。スウェーデン、スイス、それから南アフリカ、それからブラジルとアルゼンチンはライバルで核を持とうとした経緯がございますね。もちろん、北朝鮮、イランというのは、北朝鮮はもう既に持ってしまっていると言われていますけれども、そういった国々は、当時、自分たちの安全保障の観点から核開発をしたと。今、ウクライナでこういう形で核の有用性といいますかね、が再認識されて、自分たちも安全保障上核を持った方がいいんじゃないかというふうに考えている国は結構あろうかと思います。そういう国に対して説得していくということなんだろうと思うんですね。
それはいろんな方法があって、例えばかつて核開発したスウェーデン、これはもうNATOに入ろうとしています。今トルコがちょっと問題だというふうに言っていますけれども、NATOに入れるという形で、核開発はしませんね。独自核を持とうとはしないと思いますね。それから、南アフリカについては、これはもう既にペリンダバという非核地帯に入っておりますので、あえて核の脅威を感じるかというと、そういうことはないんだろうと思うんですね。ブラジル、アルゼンチンについても同様だと思います。トラテロルコという非核地帯の中に、南米の非核地帯の中に入っていますので、あえて持とうとは思わない。
要は、やっぱりイランとか、あるいは最近話題になっているビルマ、ミャンマーですね、こういった国、今ロシアが近づいていると言われていますが、こういった国に対して手当てしていくと。その手当てというのは難しいんですけれども、イランの場合ですと、ジョイント、P5プラス1で合意があって、制裁を解く解かないという議論がありますけれども、これを進めていくということが一つはあろうかと思います。いろんな問題があるにしても、あるにしても、次善の策として進めていくという手はあろうと思いますね。
北朝鮮については、これは今どうするかって話よりも、将来、米朝の二か国の議論をどの段階でどのような形で再開するかという問題なんだろうと思いますけど、まあこれについても中国の影響力というものを裏側で発揮してもらうとか、そういったことぐらいしかないのかなというふうには考えています。