鈴木達治郎の発言 (外交・安全保障に関する調査会)
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○参考人(鈴木達治郎君) 多分幾つかの例、層があると思うんですね、御質問の中に。
まず、佐野大使がおっしゃるように、抑止というのは相手に使わせないための考え方だと思うんですが、さっき私が説明しましたように、それが機能しない可能性があるんですね。それは、そうなったときはターゲットになるのは誰なんだという。そうすると、ヨーロッパで反核運動が起きたのは、まさにそれが、結局あそこが核戦争のまず第一の戦場になってしまうということですよね。それも北東アジアで考えますと、やはり日本、韓国がターゲットになる可能性があるということがまず第一だと思います。その核抑止が本当に効くという保証があればあれなんですけど、効かない可能性があるリスクというのも考えなきゃいけないので。
それと、ただ、日米関係、日米同盟の信頼性が崩れるのとはちょっと私は別だと思っていて、先ほど先行不使用の話もしましたが、十分にアメリカの通常戦力で北東アジアの抑止は効くとアメリカは言っているので、それを信用するかどうかですね。それを私は信用していいと。その中で、核兵器については使われてしまったらおしまいなので、そのリスクについては十分に考える必要があるので、核兵器の抑止力への依存度は下げていく必要があるというのが私の考えです。