佐野利男の発言 (外交・安全保障に関する調査会)
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○参考人(佐野利男君) ありがとうございました。
冒頭のあれでも申し上げたんですが、今、このアジア、東アジアで圧倒的なミサイルギャップがあるわけですね。
これは、結局、INFで、中距離核戦力全廃条約でロシアとアメリカがINFを持つことを禁止されていた、INFというのは地上発射型のミサイル、あるいはクルーズミサイルですけれども、間に中国がどんどん開発していったと、で、配備していると。中国は接近拒否、A2ADという政策持っていますから、つまり第一列島線以内に入ってこれないようにミサイルで相手方を狙う。
今の段階で私が思うに、先ほど申し上げましたように、核の抑止についてはやっぱりアメリカに任せるしかないなと思っているんですよ、個人的には。ただ、先ほど言った統合抑止という考え方ですね、同盟国ですから、そこで足らないもの、つまりミサイルギャップを埋めるということについては、日本は最大限の努力をすべきだと。今、大体千八百ぐらい持っていると言われています。我が方は持っていません。それを日米が共同して埋めていくと、ミサイルギャップを埋めていくというのは必要だと思います。
それは、先ほどおっしゃったように、対話とおっしゃいますけれども、先ほどNATOの二重決定を申し上げましたように、抑止をして同時に軍備管理交渉を始めるという、対話を始めるという二重戦略ですね、それを、私は、それが適当なんだろうと思う。
つまり、脅威認識を分かち合うということは、誤解を避けますね。相手が何を思っているか、まずその脅威認識を共有して猜疑心を取り払うと、そういう信頼醸成措置というのを同時並行的に、抑止とです、抑止と同時並行的に進めていくと、そういう道が私は正しい道だろうというふうに考えています。お答えになったかどうか分かりませんけど。