佐野利男の発言 (外交・安全保障に関する調査会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○参考人(佐野利男君) ありがとうございました。
非常に頭の痛い問題でございますけども、もちろんNPTの優等生ですね、日本は。それから、非核三原則を堅持して、国是として持っている国ですね。そういうときに、核共有というのをどういうふうに考えるかということなんだろうと思うんですが、私は、先ほど申し上げましたように、議論は大いにすべきだと思いますね。それは、日本の国民の皆さんの間にある安全保障感覚というものをもっとリアリスティックに、リアリズムを持って考えていただくために、核共有の議論というのは、議論はすべきだと思います。
他方、先ほど申し上げましたように、国内政治的には難しいと思いますね。ただ、これをどのようにしたら核共有できるかというのは、結局、非核三原則のうちの持ち込ませずというのを変えざるを得ませんね。つまり、艦船の場合は寄港地に寄るわけです。飛行機の場合は基地に寄るわけですね。核共有というのは、もし欧米型であるとすると、アメリカの核を日本に持ってくる、それを貯蔵しておくわけですね。で、有事には日本の爆撃機なりをもって攻撃に出ると。日本がやるわけですね。それがヨーロッパの核共有のパターンですが、恐らくそれ以外は、まあそれ以外があるかも分かりません、そういう形取るんだろうと思いますが、いずれにしても寄港、少なくとも寄港ですね、この問題を考えざるを得ない。
で、民主党政権のときに岡田外務大臣が、まさに国会答弁でこの議論をしているんですね。彼、どういうことを言ったかというと、この非核三原則を変えるかどうか、寄港問題ですね、特に二・五を、非核二・五にするかどうかというのは将来のその政権が考えることだというふうに答弁されて、私まさにそうだと思うんですよ。絶対これだというのは、国際情勢というのはどんどん変わって、まさに生き物ですから変わっていくわけですけども、いくわけですから、それに順応するような、政権が順応するような政策を取っていくべきだと思います。具体的には申し上げませんけれども、私は、非核二・五原則というのは将来の世代が前向きに考えてほしいなというふうに思います。