羽場久美子の発言 (外交・安全保障に関する調査会)
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○参考人(羽場久美子君) ありがとうございました。これも極めて重要な御指摘をいただきました。
報告のときには説明をしませんでしたけれども、今、上海協力機構には、中国、ロシアだけではなくて、インドが、これまでオブザーバーだったんですけれども、正式メンバーとなりました。つまり、中国、ロシア、インドが全て入ると世界最大の地域機構になります。これは軍事だけではなくて経済関係、政治関係も含みますので、見方によっては極めて危険とも言えるかもしれないんですけれども、この国々が合わされば、それこそクアッドやあるいはAUKUSを超える影響力を持つ。そして、先ほどから申し上げているように、インドの場合にはアフリカや他の国々、中央アジアや中東にも今強い影響力を持っているということで考えると、この上海協力機構の影響力は極めて大きいものと思っています。
ただ、この間、中国やインドと特に具体的に話をしてきたときに、インドは現在、平和構築に非常に関心を持っているんですね。G7ではなくてG20の力で現在のロシア・ウクライナ戦争あるいは地域紛争を解決していこうというような姿勢を持っております。そういう意味で、インドと日本の協力によってアジアの主導力で軍縮と平和をつくっていこうという話合いを今回もさせていただき、日本政府及び日本国民に非常に期待を持っていらっしゃったというイメージも持っております。
以上の観点から、その上海協力機構を軍事同盟としてではなくて政治的な、あるいは軍縮のための会議として協力関係をつくっていくためにも、日本がこれに積極的に関与していくべきではないかと思っております。
以上でございます。ありがとうございました。