羽場久美子の発言 (外交・安全保障に関する調査会)
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○参考人(羽場久美子君) ありがとうございました。
これも大変重要な問題であると思います。おっしゃっていただいた表の五と六を見ていただいても、既に中国及びインドあるいはインドネシアなども含めて、アジアが非常に成長してきているということがあります。
今、伊波委員からは日本は沈んでいくのかとおっしゃられましたけれども、日本もアジアの一員です。そして、現在、日本は世界第三位の経済大国でもあります。この経済を日米同盟だけのためではなくて、アジアとアフリカの発展のために、世界の経済発展のために使っていくことが、日本が生き延びていく、そして日本がリーダーとして尊敬される最も重要な役割ではないかと思っています。
最後に、申し上げなかったんですけれども、アジアの優れた特徴として、勤勉さと、それから経済力と、さらには経済的な技術力、ITやAIの発展力、それから、いわゆる和の力、大同小異に付くというか、小さいことをどけてでも、あるいはイデオロギーを除いてでも、現在の和をつくっていくことが重要であるというようなそのアジアの理念というのは非常に将来に向けて重要になっていくことではないかと思っています。
その意味では、一方で、G7の一員としてアメリカやヨーロッパと結びながら、他方で、成長するアジア、アフリカ、ラテンアメリカと組んで新しい世界のリーダーシップを取っていく能力が十分にあると考えております。
EUからすると、先ほど来人権の問題が上っておりますけれども、一番国際刑事裁判所でそれを守っていないのはアメリカとイスラエルだというふうにも言われています。グアンタナモの問題やイスラエルのパレスチナ攻撃の問題にしても、様々な人権問題は先進国も無縁ではありません。あるいは、最近、日本の入管で行われた外国人に対する抑圧や死亡させてしまうような事件も含めて、人権の問題を先進国も含めて考え直していくということは極めて大事なのだと思います。
このような二十一世紀の後半に向けてアジアの時代が入ってくるときに、私たちはもう一度、世界の一員として、アジアの一員として、どのような安定した世界をつくっていくかということを、G7の観点からだけではなく、世界平和の観点から考えていく必要があると思っております。
今度、広島でG7の会議が開かれますけれども、広島はまさに原爆が落とされた地であり、私自身、その原爆、広島の被爆二世でもあります。その意味では、日本が被爆地において二度とそうした市民を犠牲にする戦争に関与しないという宣言をその場でしていくことは世界的にも尊敬を得る貴重なチャンスになるのではないかと思っております。
以上です。ありがとうございました。