北岡伸一の発言 (外交・安全保障に関する調査会)

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○参考人(北岡伸一君) 事実として、日本はいつもアメリカと同じ投票をしているわけでもないんです、安保理でですね。例えば中東問題では、アメリカが反対というときは日本は棄権とか、ちょっと一歩違う投票をすることは多いんですよね。ただし、全体として日本外交はアメリカ一辺倒と言われても余り反論できない立場であることは確かなんですよ、そのICCにしても、ICJにしても、国際海洋条約にしてもですね。そのアメリカ自身が国際システムの中に閉じ込められるのは嫌だというのは、もうアメリカの上院を突破するのはこれほとんど不可能なんですよね。ですから、日本はいつもアメリカと同じだ、いやいや、そうでもないよというぐらいは少しやっておかないと。
 例えば、私が二〇〇四年に行って最初にお目にかかったケースは、イスラエルがパレスチナに壁を造ったんですよね。これが違法かどうかというのをICJに問い合わせる、意見を聞くというのがちょっと何年か前にあって、そのとき日本は付託するのに反対したんですよ。で、付託して返ってきたのは、あれは違法だと、ああいうものは良くないという答えが返ってきたんですよね。それについては日本は受け入れるという答えしたんですよね。こんなものは受け入れないと言ったのは、アメリカ含めて五つぐらいしかなかったんですよ。ですから、そういうときに、日本はアメリカと非常に近い同盟国だと、だから大体同じなのは分かると、でも時々ちょっと違うよねぐらいのことは、やればできるんじゃないかと思うんですよね。
 この、さっき話した安保理改革のときも、我々は国連代表部でこういう方針でいこうと言ったときに、一番真っ先に反対したのは実は外務省北米局です。あるいはワシントンの大使館です。それからアメリカが反対していきました。というのが事実であります。だからちょっとそんたく過剰じゃないかと思っているんですよね。

発言情報

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発言者: 北岡伸一

speaker_id: 5844

日付: 2023-04-12

院: 参議院

会議名: 外交・安全保障に関する調査会