北岡伸一の発言 (外交・安全保障に関する調査会)

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○参考人(北岡伸一君) 微修正しておきますと、私は、途上国があれはヨーロッパの話ではないかという理由で冷ややかだと申したんではありません。G7の、ウクライナを支援しているとされているG7の国々は必ずしもアフリカその他に対して同じ態度を取ってこなかったんではないかということで言ったので、ちょっと修正しておきます。
 ウクライナに対してどうすればいいかと。もうとても難しい問題ですけど、私は、吉川大使と同じで、こうしたとんでもない憲章違反をやった、特別の責任を持っている国がやったことを、彼らが利益を得るような格好で戦争終わったらまずいなというふうに思うんですよね。これは法の支配の根幹を揺るがすことだと思います。ただ同時に、私は、日々犠牲者が出ているわけで、何とか終わらせることはできないかなというふうに思っています。
 日本ができる役割はそんなに多くはありません、ないですけれども、私はさっきから国際世論の重要性ということを言っているものですから、そうした途上国の中には、かつてソ連にお世話になったとか、あるいは今この食料やエネルギーの高騰で困っているとか、そういうのもあるので、そういうところはしっかりケアをしていき、また同時に、私は、アメリカがサミット・フォー・デモクラシーやったときに、やっぱりあの選び方はちょっと拙速だと思うんですよね。ですから、もっと、デモクラシーは大事だってアメリカが言ったら、デモクラシーってどんな政治、あっ、トランプさんみたいなことって言われたら説明のしようがないんですよ。
 だから、私は、法の支配もデモクラシーも、レベルをもうちょっと最大公約数まで落として、だから多くの国も、よその国にいきなり攻め込むのには反対なんですよ。じゃ、制裁するかというと、これに賛成したら、次、自分たちが制裁されるかもしれないというので、ここのところは私は、ICCはちょっと冷戦終わった後の期待値が向上し過ぎたときにできたので、ちょっと期待値を下げて、そして結集を広げていくといって、この決議案通ったときも、最初は例えばロシア非難というのはコンデムという言葉を使う可能性もあったんですけど、結局ディプロアーになったんです、たしかね。あのときも下げているんですよね。下げて多数を集めて、そしてロシアを孤立させるという方向の外交的努力。
 それから、あと我々ができるのは復興支援とか、それに、もう復興支援のチームにJICA始めとして入っているんです。我々は戦後復興の経験もあると、それから自然災害からの復興も経験もあると、いろんなことできますよといって入っていて、さっきも触れました地雷除去なんかは期待の大きいところで、そういうところにやっていくということは我々の特にできることではないかなというふうに思っております。

発言情報

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発言者: 北岡伸一

speaker_id: 5844

日付: 2023-04-12

院: 参議院

会議名: 外交・安全保障に関する調査会