宮川眞喜雄の発言 (外交・安全保障に関する調査会)

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○参考人(宮川眞喜雄君) ありがとうございます。
 私のお配りしました資料の二十四ページを御覧いただきますと、そこに円のグラフがございます。この円グラフは、その防衛移転三原則をこのような形で図式したものであります。今言われましたように、まさに三原則、三つの場合には出してはなりません。赤いところは締結した国際約束に反する場合、茶色のところは安保理の決議に反する場合、焦げ茶のところは紛争当事国。この三つは出しません、出してはなりませんと書いてあるわけです。じゃ、それ以外は出していいのかというと、そうではなくて、この三原則の文書は、出していいところは、この黄色と緑の狭い扇形のところしか出してはならないんですと、こう書いてあるわけです。
 実に、どういう場合がこの黄色と緑かというと、この紙の左下のところに、平和貢献、国際協力、同盟関係等との共同開発をする場合、同盟関係等との安全保障、防衛分野における協力をする場合、そして自衛隊の活動、邦人の安全保護。何となくまだ幅広いように見えるんですけど、その次のページに運用指針の細かいのをここにちょっと書きましたが、平和貢献とか国際協力といいましても、これは、国連の平和協力に参加する場合とかイラクの人道支援だとか、非常に狭い分野しか許されておりませんし、第二に、同盟国、これはちょっと後からまた申します。第三に、同盟国との安全保障、防衛分野における協力といっても、法律で自衛隊は出す場合、あるいは米国との相互技術交流の場合、ライセンス生産の場合などなど、非常にこれも限られている。自衛隊の活動として行く場合というのは、自衛隊が実際に持っていく場合で、輸出というよりも国外に移転する場合ということなんですね。このようにして、非常に狭い。
 ですから、私申し上げるんですけど、時々、比喩的に、海外から人が日本に来られるとき、三つの場所、北海道とそれから四国と九州へは行ってはなりませんというふうに言われているのかと思って、その人たちは、それじゃ本州はいいのかなと思うと、よく読むと、あなたが行っていいところは山梨県だけしか駄目ですと。で、運用指針まで読むと、山梨県も駄目なんですよ。小淵沢町しか行ってはいけませんと書いてある。こういうことなので、ほとんど要するに移転ができない制度になっている。
 今回の国家安全保障戦略では、この防衛移転三原則の文書と、それから運用指針を見直すというふうに、制度を改正するというふうに宣言していただいている。やはり、このままではとてもできないと私は思います。
 どのようにすればいいかということについて言うと、やはり三原則は、三原則だけは一つの文書にして、運用指針で柔軟にどこまでを決めるのかということにするのがいいのではないかと私は思います。
 ありがとうございます。

発言情報

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発言者: 宮川眞喜雄

speaker_id: 10799

日付: 2023-04-26

院: 参議院

会議名: 外交・安全保障に関する調査会