宇都宮浄人の発言 (国民生活・経済及び地方に関する調査会)

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○参考人(宇都宮浄人君) 御質問ありがとうございました。
 いわゆる電動カート、グリーンスローモビリティーというふうに最近呼んで、各地で実証実験等も行われております。
 おっしゃるとおり、私、今日は少し大きな、駅であるとか鉄道あるいはバスという話しましたが、当然、そこから先の各家も含めた、よくファーストマイル、ラストワンマイルと言いますが、そういったところの接続も必要になってくる、本当にそのとおりだと思います。そういう意味において、そういった試みがなされていくというのは私は全く賛成でございます。
 また、グリーンスローモビリティーの場合は、地域の住民同士でつくり上げていくという意味で地域のコミュニティーの活性化にもつながりますし、私はソーシャルキャピタルなんてことを研究しているんですけど、地域の信頼であるとか地域の人々の関係性みたいなものを養うという意味でもいい仕組みかなというふうには思っております。
 ただ、その採算という議論があるわけですけれども、先ほど小山市の例もございましたけれども、どうしても交通というのは何か収支が最終的に合わないといけないみたいな、どうも皆さんそういう既成概念がある。それで、大阪もそうですけれども、実際、南海電鉄にしても阪急電鉄にしてもやっぱり大手の私鉄はそれなりの利益を得ているということから、皆さんそういう概念で思っているわけですけれども、別に、図書館はもちろんですけれども、先ほど申し上げた市民プールしかりですね、やはり行政がある程度補完をしながらそれによって地域の人々が豊かな暮らしをできるものというのはたくさんあるわけです、そういう公共サービス。
 そういう意味においては、そこの意識をがらっと変えれば、決して何か物すごい高いものをやるわけではないので、むしろそういうことをしっかりやっていく方が結果的に、あっ、それであればこの地域に住み続けたいなと、住み続ける人がいれば当然税収もそのまんま維持できるわけですね。そこで住めないなとなると、人が出ていってしまえば税収も減ってしまうわけです。あるいは、地価も下がってしまうわけです。結果的に長い目で見てどちらが得なんですかと考えると、実を言うと、ちょっとしたそういうモビリティーを支える公的資金を出すことによって地域全体が潤う、こういうロジックをもっと多くの人が理解いただければ私はいいのではないかなと思いますので、私はそこはしっかり公的に支える。
 そして、あとは、河内長野もそうですけど、やっぱり住民が頑張るってすごくいいと思うんですけど、ただ、じゃ、住民が頑張れない地域もあるんですね。そういったところもしっかり公的に支えていくということが私は必要じゃないかなと思っております。
 以上です。

発言情報

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発言者: 宇都宮浄人

speaker_id: 4455

日付: 2023-02-15

院: 参議院

会議名: 国民生活・経済及び地方に関する調査会