藤山浩の発言 (国民生活・経済及び地方に関する調査会)
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○参考人(藤山浩君) 私は、やっぱりそれぞれの三百人から三千人ぐらいの一次生活圏というか、それごとにやっぱり小さな拠点をつくるということに尽きるんじゃないかと、これは農産漁村も団地もあるいは商店街もと。
その上で、やっぱり三つほどアプローチが、やり方があると思うんですが、一つは、今全国で注目されるのは、子供食堂ぐらいを皮切りに、次々と地元食堂というか、みんな食堂ができています。まあ明石なんか有名です。私も市長さんに案内されて、させていただきました。そうした柔らかい、いろんな人が、お互いが役立ったりあるいは助けてもらったりと、そういう場をつくっていく必要があると。
それから二番目は、私はコンマXの社会技術というのを唱えていまして、やっぱり一日一時間ならちょっと手伝えるよとか、あるいは週に一回ならできるよと。それはやっぱり年を取ったりして、ずっと毎日フルタイムでなくてもいろんな本当は小さな活躍の場があると。こうしたですね、を組み合わせることで、週に一度の人も五人集めれば一週間ちゃんとサービスができるわけです。それで、外に流れ出た所得も本当は取り戻せると。あるいは、そうやって仕事があることで、いろんな交通の待ち時間等が生き時間、死に時間が生き時間になると。これも公共交通でプラスに行きます。そうした小さな活躍の場を数多くつくるような、こういう拠点のつくり方が必要と思います。
三番目は、海外ではどうでしょうか。
私が注目しているのは、イギリスでは、必ずどんな田舎行っても、あるいは街角でもパブがあります。パブが社交の場なんです。いろんな人がそこへ入れ替わり立ち替わり来ていると。これをイギリス政府はパブ・イズ・ア・ハブという、ここを徹底的に多機能化すると。いろんな商店機能も付ける、あるいはクリーニングとかいろんなもの、そこ取り出せると、こういった形にしています。そうしたやっぱり温かみのある、しかも多様性のある拠点のつくり方というのが非常に重要です。
ヨーロッパ、特にイタリアなんかも必ず広場があります。先ほど、コモンズをどうつくり直すかでありますが、やっぱりそうした共有の空間というのを田舎や都会を問わずつくっていくということが非常に必要で、そこにいろんな多様な方が、小さくてもいいから活躍の場をお互い確かめ合うと、こういった町づくりが必要ではないかと思います。
もちろん、いろんな予算も要りますが、医療と介護だけで一人六十万掛かっている。千人で六億掛かっている実情があります。みんながそういうふうにやる中で、ちゃんとした食を楽しむ、居場所があって生きがいがあると、一割改善するだけで六千万違うんです。そうした発想に立つべきだと考えます。
以上です。