宇都宮浄人の発言 (国民生活・経済及び地方に関する調査会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○参考人(宇都宮浄人君) 先生御指摘のとおりかと思います。
 実は今、藤山先生から拠点とありましたが、まさに拠点に出かける、拠点を結ぶ、そこでやはり交通が生きてくる、モビリティーが重要になってきます。
 私の今日お配りしている資料で、四十四ページに私が先ほど紹介したSUMP、持続可能な都市モビリティー計画の特徴というのをSUMPの中から挙げております。
 これを見ていただきますと、従来の交通計画とSUMPは何が違うのかの二番目、従来は、やはり需要、渋滞があるから道を造る、あるいはラッシュが激しいから電車を造る。今のSUMPの目的はアクセシビリティーと生活の質。で、そのトップに出てくるのが社会的公平性なんです。まさに、誰もが社会参加できるためにこのモビリティー計画が重要だと、これが目的になっているというのが今の世界の潮流であります。という意味で、交通は物すごい貢献をいたします。
 富山市の話ございました。私自身、自分の研究として、富山市でアンケート調査を行いました。そうすると、まず富山市のライトレールができた段階で外出の人がすごく増えたわけですね。ライトレール乗っている人に聞いたわけです。前は何を使っていましたか。車に乗っていたという人は一割います。けれども、二割の人は、従来外出しなかったという方が、いい公共交通ができると外出するようになるんです。そして、私の調査によると、じゃ、何ですかというと、案外気分転換とか、そういう形で公共交通だとふらっと出かけられる。これは重要で、更にもうちょっと聞くと、何か富山ライトレールができたことによって友達が増えたなんて人もいるんですね。
 つまり、まさに今パブが社交の場と言いましたが、パブリックトランスポーテーション自体が社交の場になっている。それによって、地域のお互いのネットワークが生まれ、誰もが、全員が参加できる社会になっている。その結果、今おっしゃったような富山の場合の成功例があり、最近ですと、富山市の方、シビックプライドがあるなんて言い方もされます。
 そういう社会が実現しているという意味で、私は、富山ライトレールも、富山市も含めて一定のお金は出しましたけれども、それによって得られた効果というのは非常に大きかったし、何といっても単なる経済効果だけではなく、そういう全員参加型の社会ができる大きなきっかけになったんではないかなと思っております。
 以上でございます。

発言情報

speech_id: 121115363X00220230215_069

発言者: 宇都宮浄人

speaker_id: 4455

日付: 2023-02-15

院: 参議院

会議名: 国民生活・経済及び地方に関する調査会