渡辺由美子の発言 (国民生活・経済及び地方に関する調査会)
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○参考人(渡辺由美子君) 御質問ありがとうございます。
本当に準貧困層といいますか、要は子育て世帯の所得が二極化しているので、一般の国民の考え方だと中位という方たちが子育て世帯の中で見ると非常に下位になっている中で、やっぱりそこへの支援ということがないとなかなかそこが自助だけでは難しくなっているという状況の中で、本当に物すごくおうちも大変で、御飯もなかなかなくてというふうな、そうではないけれども、やっぱり教育を、今の日本の中での教育ということを考えるとなかなか自分ではやり切れないという方たちはとてもいるなと思っています。
私どもがやっている中では、特にそのオンラインの支援では、少し自主事業で対象が広げられるので、例えば年収を六百万以下ぐらいまではいいですよみたいなことで、特にキャリア教育みたいなことはやっているんですけれども、そうすると本当に喜ぶんですね。今までどんな支援も受けられなかったと、本当に、自分のうちは二人親でなかなか住民税をちょっと払っているのでというふうなこととか、一人親でも児童扶養手当を受けていないような方たちというのは何にも支援がないので、そこの子たちが参加できるといってすごく喜んで、本当にその子たちは非常に前向きなんですね。だから、本当に、いろんなキャリア教育ということで、いろんな人の話を聞かせてあげるとかということがとても喜ぶと。
私たちが、あっ、準貧困層の支援大事だなと思ったのは、そのプログラムを受けた子供たちにアンケートを取ってどうでしたかという感想を聞くんですけども、その中で出てきたのが、もっと早くキッズドアに出会いたかったですと、私の兄はとても優秀で、県のいい高校に行っていて東大を目指していたんだけれども、結局大学に行かずに就職しましたみたいな話があって、本当にこの子につながっていたら、別にお金がなくても、今こういう制度を使えばねとか、こういうふうにしてあげれば行けたんじゃないのみたいなことができたんだろうなと思って、物すごく歯がゆいですね。そういう子が多分たくさんいるんだろうと思う中ではすごく有効だと思っています。
もう一つが、私たちがやっていてすごく手応えを感じているのが、今企業さんから御支援をいただいて、医療コース、メディカルコースということで、医師とか看護師とか薬剤師とかを目指す高校生のための学習会というのを、リアルの教室で二十人ぐらい、あとオンラインで五十人ぐらい、七十人ぐらいでやっています。
本当に、医学部のほかに、薬学部とか看護だとか専門学校だとか理学療法士とか、とにかくでも医療に関わる子供がつながってきている中で、そこには本当に、生活保護を受けていますみたいな、でも医者になりたいんですみたいな子供がいて、受かるんですよ、本当に。医学部はとても難しいので駄目だろうなとか、やっぱり国公立しか行けないからというので国公立の医学部を目指しているんですけれども、その子たちがやっぱりそこにつながってきていると受かるんですね。今年は国公立に六人ぐらい医学部入っていったりとかするんですよ。あとは、医系のことをやりたいというので、医療系のことをやりたいといって東大に入った子も実はいるんですね。やっぱりそういうふうに応援をしてあげることで確実に前に行ける子がいるんです。
で、その子たちに何をしているかというと、本当に、大丈夫、困っていることないとか、もうすぐ模試があるけど模試受けられるって、じゃ、模試の試験代はスポンサーが出してくれるから送るよとか、そういうふうなことで、あとは、あのね、入学金の準備大丈夫とか、勉強で困っていることないって聞いてあげたりとかする、そういう支援なんですけど、それでもすごく助かっているんですね。
本当にこれは、例えば医療だけじゃなくて、理系を目指す子だとか、法律で社会を変えたい子だとか、いろんな子がいるんだろうなと思っていて、やっぱりこういったことが広げられるといいなと思っています。
あとは、本当に、全国にできているので、本当にオンラインでこういうことができるといいと。ただ、今は民間資金頼りです。本当にその広域連携で、オンラインの高校生、例えば沖縄県の高校生が三人そこに参加していますといったときに、じゃ、それは生活困窮の学習支援の事業の中で県が負担しましょうだとか、何かそういうような仕組みができてくると、本当に困っている子がアクセスをして適切な支援を受けられるので、なかなかそういったことが、今少しモデル事業みたいなことも検討していただいているかと思うんですけれども、それが進んで、本当にこのデジタル化が進む社会の中で子供たちがいい支援を適切に受けられるようになるととてもよいなと思います。
以上です。