渡辺由美子の発言 (国民生活・経済及び地方に関する調査会)
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○参考人(渡辺由美子君) 御質問ありがとうございます。
キッズドアにつながってきたという中では、一つは、子供の貧困対策で様々な生活困窮の事業ができまして、私どもも、都内を中心にいろんな区から学習支援、生活支援事業というふうなものですとか居場所の運営というふうなこと、一人親の子供の支援というふうなことを受託させていただいておりまして、その方たちから、あと、少しずつ口コミで広がっていくだとかというふうな中で出てきています。
もう一つは、本当に、コロナで始まったファミリーサポートという日本全国の困窮子育て家庭の方々に御登録をいただいてというふうに御案内を出しています。
本当にSNSですとかインターネットというのは広告料も掛からずに広がっていくのでいいんですけれども、例えば、うちが今やっているのは、LINEで登録から申込みまで全て完了する、アンケートの回答も完了するようなもので、なぜかというと、アンケートを取ると、家庭に一台もパソコンがないというのが半分です。もう一割ぐらいは本当にやっぱりインターネット回線が全くないというふうなことで、本当に常時つながるものがあるといううちが半分ですけれども、残りの四割ぐらいは容量制限があるポケットWiFiであったり、実はスマホのテザリングだったりとかというふうな中で、本当にそのデジタルにつながっていて情報が取れるかどうかというふうなところはすごく大きな境目だろうなと思っています。
あとは、本当に、私どもと同じようなことをやっている団体が日本全国にありまして、今その方たちといろんな研修をさせていただいたりとかしながらネットワークをつくっていて、それが全国に百二十団体ぐらいありますので、そういったところを通して御案内をするだとか、シングルマザーの支援をされている団体さんに情報を流して、是非こういったところでつながってくださいというふうなことでやっています。
本当になかなか情報が届かない方たちなので、そういう方たちにどう届けるかということはすごく重要ですし、難しい言葉で書くと本当につながらなくなるので、簡単に書いて、まずは説明会を見ていただいて、あっ、これだったらできそうといったら申し込んでいただくだとか、やっぱりそこのアクセスを丁寧にやっていくとすごくいいと。そうやってつながった方々に、例えば、今度五万円が出ますよって、もうちょっと頑張りましょうねみたいなメッセージを届けるだとか、いろんな団体さんがやっている民間の奨学金でこういうものがありますよとか、給付金でこういうものがあるのでよかったら応募してくださいということをお届けすることがすごく喜ばれています。
本当に情報が何でもかんでもたくさん来ちゃうともう消化し切れなくなってしまう方々なので、そういった方々に適切な情報をいかに選んで届けるかということがすごく重要だなと思っています。なので、そういうネットワークみたいなものがもっともっとつながるといいなというふうには思っています。
本当に、でも、これも、ファミリーサポートの事業を全国のお子さんたち、全国の御家庭につながっていただいているので、これもやっぱりなかなか国の事業とか行政の事業にはつながらないので、本当に今私たちが御寄附を集めたりとかして何とかやっているという状況なので、広域、超広域の支援みたいなことをどういうふうなスキームでやっていくのかというのがあるといいなと思っています。
実はお母さんたちの就労支援もオンラインでやっていて、これをやることで本当に、仕事が見付かりましたとか、そういうこともあるんですけれども、これも本当にオンラインでやっているので、なかなか国のスキームには入らなかったりとかというふうなことがございます。
私どもだけではなくて、本当に全国ですごくたくさん頑張って子供たちをどうにかしたいと思っている団体さんとか子供食堂だとかたくさんあって、本当に学校で頑張っていらっしゃるところもいるので、やっぱり子供たちに、諦めないでとにかく助けてというか、ちょっと困っているという声を上げようというふうなことができるといいなと思っていますし、本当にそういう中では、日本だとまだまだ貧困バッシングというのがあって、困っている御家庭があるときに、助けてくださいと言うとどうしてもいろんなSNSとかでやられちゃうんですけれども、やっぱりああいったものをもう少し強めにやめていこうというふうにしていくと本当につながれる。
先ほど行政の窓口を頼りにしないということもありましたけれども、本当に様々な実はいい制度があって、そこにつながれば本当に助かるんだけれども、やっぱりその助けてもらうという考え方が困窮な人ほどなくなってしまって、自分でどうにかしなくちゃいけないと、で、自分でどうにもならないと諦めるというふうなことなので、やっぱりそうじゃないんだと、日本という国は本当に困っている人に手を差し伸べていろんなことで助けていきますよって、みんなが明るくなれるようにしますよというメッセージがいま一度本当に強く必要ではないかなと思います。