大橋弘の発言 (資源エネルギー・持続可能社会に関する調査会)

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○参考人(大橋弘君) ありがとうございます。
 端的にお答えすると、まず、これまでのそのスポット価格というか、短期の市場価格を中心にした議論というのは、一定程度の意味は当然あるわけです。それは、そのシステムコストというのをそれぞれのエリアごとに見るのではなくて、日本全体で見たときに、その全体最適を目指すんだと、部分最適でなくて全体最適にするんだという観点での取組だったということだと思います。
 ただ、市場の効率性を追求することと安定供給を達成することの間に、必ずしもそのベクトルが同じ向きじゃなくて、そごがあるところがあります。先ほど、私の説明の中で、安定供給というのはバッファーを持つことだというふうに申し上げました。ただ、効率性の観点からすると、いつ使うか分からないバッファーを持つべきなんですかというふうな質問が当然飛んでくると思います。ここに経済性と安定供給の間のバッティングが生じるということだと思います。
 やはり、バッファーというのは、ある程度、電力でいえば発電機を持っておくということですが、やはり我々としては、毎月毎月それについてお金を払っていく、そのバッファーというのは、十年に一回しか起きないということですと、だんだんだんだんそのお金を払っていくことについての痛みの方が強く感じられてくるというのは、これ人間のさがだと思います。
 そういう意味でいうと、その経済性と安定供給を同時に同じバスケットの中で論じることって極めて難しいというふうに私は思います。そういう意味で、短期的な視点である経済性の話、そして中長期的な話である安定供給の話、ここをしっかり切り分けて議論すべきじゃないかと。
 で、この安定供給の話というのは、ある程度の規律を入れるという話に恐らくならざるを得ないと思います。そういう意味での、ある意味、役割分担の仕分けというものが必要じゃないかなということで申し上げさせていただいたところです。

発言情報

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発言者: 大橋弘

speaker_id: 352

日付: 2023-02-15

院: 参議院

会議名: 資源エネルギー・持続可能社会に関する調査会