蟹江憲史の発言 (資源エネルギー・持続可能社会に関する調査会)
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○参考人(蟹江憲史君) 大変すばらしい御質問、ありがとうございます。
地方創生、地方をいかに生かしていくかという話とこのSDGsというのは非常に親和性が高いというふうに思っております。というのも、今の地方創生の議論の元々は、このままでいくと、少子高齢化もありますし、地方がもたなくなるというところですので、それはまさに持続可能ではなくなるということです。
持続可能にしていくためには地方を元気にしていくということが必要で、今、地域ごとに非常に自分たちのやり方に合った形でいろんな工夫がなされています。森を活用したり木を活用したりということがなされているんですけれども、やっぱり、例えば木の活用にしても、一市町村あるいは一都道府県だけで頑張ってもどうしてもスケールしない。もっと別のところもつなげていくということをしなければいけないですし、点を線に、線を面にしていかなければいけないというところがありますので、やっぱりそれを全体として進めるということが非常に大事ではないかなというふうに思います。
そういった中で、今、一つ興味深いというか面白い取組というのは、いろんなところでSDGsをやっている、に向かっているような会社というのを認定したり認証したりしていくと。で、そこを自治体が認めていって、それを金融機関なり企業、ほかの企業なりが応援していくというような制度があります。これもまだまだスケールアップはしていく必要がありますけれども、そういったことを推進していくと、企業の方も、SDGsに向かっていく、あるいはサステナブルな取組をしていくということが、実は社会貢献もしながら成長もさせていく大事な点なんだということに気付いていただけると思うんですね。実際、そういうデータも出てきています。
したがって、そういった、自治体としては認めていく、それを応援していくというスキームをどんどん増やしていくというのが一つは大事ではないかなというふうに思っております。
それから、SDGsのその先という話ですけれども、今、今年はSDGサミットがございます。それから、来年はフューチャーサミットという未来を考えるサミットがありまして、この二つがセットに考えられているというようなところがあります。
その中で、ふつふつと今出てきているのが、いわゆるビヨンドGDPという、SDGsのターゲットの一番最後のところに書かれていますけれども、GDPを超えたような新たな指標作りということが考えられてきています。これがそのままいわゆるSDGsの先の目標につながっていくかどうかというのはまだ分かりませんけれども、こういった動きが数年たってその先の目標にという話になるのではないかなというふうに思っております。
個人的には、その目標というのはある程度今のままで、ターゲットがより厳しくなっていくのではないかなと。気候変動の話もそうですけれども、やらないでいくとだんだんだんだん厳しくなっていくと。日本の目標も二〇一〇年頃は六〇から八〇%削減と言っていたのが、今は二〇五〇年カーボンニュートラルになっているということで、やらないでいるとどんどんどんどん厳しくなっていくということなので、そういったことがSDGsの議論にも今後当てはまっていくのではないかなというふうに思います。