細谷雄一の発言 (財政金融委員会、外交防衛委員会連合審査会)
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○参考人(細谷雄一君) 今いただきました御質問、大変重要な点かと存じます。
日本の今までの装備は、先ほどの半田先生のお話にもございましたが、やはりなかなか費用が掛かるものが非常に多かったんだろうと思います。一方で、私はこれは平和主義と民主主義のコストだと思っておりまして、例えば一九五〇年代にアメリカ・アイゼンハワー政権が、予算を制約するために、均衡財政のために、核兵器を中心としたニュールックポリシーというものに転換しました。同じようなことを日本ができるかといったら、できません。つまり、平和主義や民主主義というものを前提に専守防衛に特化することによって、非常に日本はコストが高い実は装備になっているんだろうと思います。
そういった意味では、今回、長射程のスタンドオフミサイルを導入するというのは、従来のミサイル防衛だけでは十分に日本が対応し切れないということ、言ってみれば、火事が起きてから火を消すのではなくて、火が付きそうなときにその火を消すというのが私は長射程のスタンドオフミサイルの重要な目的だと思っておりますので、先ほど申し上げたような大砲とバターの均衡点を求めてコストを下げるということと、これから従来の平和主義や民主主義という理念をいかに守っていくかということ、この二つのより難しい均衡というものをこれから求める、そういった装備が必要になっていくんだろうと思います。