福山哲郎の発言 (財政金融委員会、外交防衛委員会連合審査会)

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○福山哲郎君 おはようございます。立憲民主党の福山哲郎でございます。
 今日は、細谷参考人、半田参考人におかれましては、貴重な時間をいただいて、また本当にいいお話を伺えて大変有り難く思っております。細谷先生におかれましては、本当に歴史家の視点で日頃から本当にすばらしい論考をたくさん発表されておられまして、私も日頃参考にさせていただいておりますし、半田参考人におかれましては、もう現場の声を、防衛省・自衛隊、さらには地域の声をしっかりと取材をして歩かれておられることに心から敬意を表したいと思います。今日もいいお話を伺いました。
 まず、細谷参考人にお伺いをしたいと思います。
 細谷先生の論考によると、今回のウクライナへのロシアの侵攻は米英の多少ひ弱さが原因だったと、二〇一四年のクリミア侵攻に対してやはり弱腰だったことが今回につながっているという論考を作られています。まさに私はそのとおりだと思いますが、一方であの時期は、やっぱりアメリカは、アフガン撤退、イラク戦争の疲れ、もう本当にオバマ大統領がアメリカの戦争疲れの中でクリミアまで正直申し上げて出ていく力が、そこまでアメリカがなくなっていた証拠だというふうに思っていて、じゃ、その後出てきたトランプ大統領がアメリカ第一主義を言って国際社会のリベラル的な枠組みを本当に粉々にしたと。
 これ、どちらもなかなか、アメリカの限界を感じる状況だったのが二〇一四年だったのではないかと思いますが、これ、今も状況は変わっていないと思いますが、この中で安全保障なり国際社会の枠組みをどのように次、見定めていくのかということについて、細谷参考人はどのようにお考えなのか。一時期の中国に対する楽観論がEUにあったのはもう消え去ったので、私はそれはそれでよかったと思っていますけれども、こういう、日本においての安全保障環境が不安定だ、一番危機だというのも僕は理解していますが、国際レジーム自身が壊れかけているということについて細谷先生はどのようにお考えなのかと。
 それから、もう一点だけ。
 先ほどまさに言われたパックス・ブリタニカの時代に十分な軍事力と健全な財政がある種の平和をもたらすという状況は、日本に当てはめて言うと、健全な財政とはことごとく違っていて、増税か歳出削減か国債発行でしか財源は出てこないわけですけれども、今回のこの法案における四十三兆円の財源は、二年目以降から甚だ不透明なわけです。つまり、バターも物価高も含めて不透明、そして実は大砲も財源が不透明という状況の中で、今回のこの法案、非常に中長期的に不透明な中での大砲を確保するということがどういった悪影響を及ぼすのか、若しくはどのような課題なのか、細谷参考人にお伺いしたいと思います。
 もう一遍に言ってしまいます、先生方にゆっくりしゃべっていただきたいので。
 半田参考人におかれましては、まさに具体的なお話をいただいて有り難かったんですが、イージスシステム搭載艦というのは非常に新しいチャレンジといえばチャレンジなので、チャレンジとしては意味があるのかもしれませんが、それに関しては余りにもコストとそして技術開発も含めて不透明感が漂っていて、これが逆に防衛省のお荷物になるのではないかという危機も、まあ懸念もあると思います。そして、これも五年後の配備が予定されていますが、スタンドオフミサイルも三種類まだ開発段階です。五年後と言われています。これ、これだけのものを並行して走らせることの能力が防衛省に本当に今あるのかないのかというよりかは、そんな負担を防衛省に掛けることでかえって他の装備に対するケアとか人の訓練とかも含めて、そこに副作用的なマイナスが起こらないかどうかについて非常に懸念をしています。
 このことについて、今、半田さんがどのようにお考えになっているのかについてお伺いしたいのと、財源については先ほど細谷参考人にお伺いしたことと同様でして、この財源確保法は、財源確保といいながら、二年目以降は非常に財源が確保できないことを証明している私は法律だというふうに思っていて、このことについては細谷参考人と同様に、同じように質問したいと思いますので、半田参考人の問題意識をお聞かせいただければと思います。
 まずは以上です。

発言情報

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発言者: 福山哲郎

speaker_id: 23476

日付: 2023-06-06

院: 参議院

会議名: 財政金融委員会、外交防衛委員会連合審査会